ありがとうアイカツ! / アイカツ! 178話「最高のプレゼント」(最終話)

第178話。
ついに最終回です。


アイカツ本編としての最終話は、
あかりちゃんが見事なステージでスターライトクイーンになった先週の177話が実質そうだと思うのですが
この178話はそのスターライトクイーンに輝いたあかりちゃんへのご褒美、
そして178話、3年半に渡ってアイカツの物語を見てきた視聴者、ファンへのサービス、おまけのように思いました。

スミレちゃんやひなきちゃん、
そして珠璃ちゃんの朝のランニングから始まるいつもの朝。だけどいつもとは違う朝。

いちごちゃん先輩がスターライトクイーンになったあかりちゃんのために準備するサプライズ。
ささやかだけど特別な場所、いちごちゃんの実家のなんでも弁当というセレクトがとても良いですね。
あかりちゃんにとっても最高の場所に違いないですから。

そして、あのいちごちゃん先輩が直々にあかりちゃんのために、
いちごちゃんの代名詞の1つでもあるスペシャルな「のり弁当」を作ってあげる。
あかりちゃんも、こんなに嬉しいことは無いはずです。

「のり弁当」を作る際に、いちごちゃんが「のりは一度炙ると香りが戻るんだよ」といったセリフがありましたが。
思い返してみるとこれは第67話「フォーチュンコンパス☆」にて、
蘭ちゃんの恵方巻き作りを手伝った時にのあおいとの会話を彷彿とさせます。懐かしいですね。

この頃からの時の流れを感じさせるのが
いちごちゃんやあかりちゃんと同じくらいの身長になっているらいちの成長です。

ここのシーンではちゃんやあおい
ドリアカからセイラとノエルちゃんが駆け付けてくれました。
アイカツ1年目と2年目を引っ張ってきたメンバーです。


そしてあかりちゃんのいちごちゃんへのお願いで実現したソレイユとルミナスの夢のステージ。


いちごちゃんの「楽しいステージにしようね!」の言葉の通り、
いちごちゃんは少しカメラに向かってふざけてみたりして
このステージを、このメンバーとの時間を本当に楽しんでいるのが伝わってきます。

曲は思い出深い「カレンダーガール」

そのステージ上でもいちごちゃんは先輩らしく
隣のパフォーマンスをするあかりちゃんを何度も、
見守っているかのように視線を何度も向けていました。
曲が始まった直後でのあかりちゃんといちごちゃんの視線が合うシーンは、
アイカツという作品の色んな物が詰まっているワンシーンのような気がします。

いちごちゃんとあかりちゃんが並んで、同じステージで
皆で楽しんでパフォーマンスをする様子は感慨深いものがあります。

振り付けやフォーメーションは、いちごちゃんとあかりちゃん、
あおいとスミレちゃん、蘭ちゃんとひなきちゃんという組み合わせで進行しましたが
それぞれの動きが何度も見たくなるくらい細かいところまで完璧で、見ているだけで楽しくなってきます。


このステージだけでも最高なのですが
これで終わらないのがスペシャルな最終話のアイカツ!

このアイカツ!178話が放送されたのが3月31日。
このソレイユとルミナスの素晴らしいステージが披露されたのも3月31日。
つまり、その翌日である4月1日はちょうどあかりちゃんの誕生日なのです!

それを忘れずにみんなでお祝いしてあげるところが嬉しい。
制作スタッフのキャラクターへの愛が感じ取れる良い演出です。

その誕生日プレゼントをあげるために
いちごちゃんが考えた企画が「いちごちゃんを捕まえること」。

突然の出来事に驚くあかりちゃんをよそに
会場前に設置されたスタート地点から走りだすいちごちゃん、
それをすぐ後ろに付けて追いかけるあかりちゃん。

BGMは今のオープニング主題歌でもある「START DASH SENSATION」。

この曲の歌詞にある「全速力つかまえて!」との言葉の通り
前を走るいちごちゃんから引き離されること無く一生懸命に追いかけるあかりちゃん。

「START DASH SENSATION」は、新たなスタートをきる、前向きな曲。
TVアニメとしては最後の物語になるけど、次の新たなステージに向かうあかりちゃんたちにはぴったりな曲です。


様々なチェックポイントをクリアして先に進んでいく2人。
最初のチェックポイントはトランポリン。

軽々とクリアするいちごちゃんと同じように一回でクリアするあかりちゃん。

思い返すと、あかりちゃんのスターライト学園のアイドルとしてのスタートはトランポリンとの戦いでした。

課題のスペシャルアピールが上手くいかずに
何度も何度も1人でトランポリンを飛んで練習して成功した想い出のトランポリン。
アイドルとしても大きく成長した今のあかりちゃんは
あれだけ苦手にしていたトランポリンもしっかりとクリア出来るようになりました。


途中のチェックポイントで応援してくれるのは
これまでアイカツを支えてきたアイドルたちです。

最初のチェックポイントのトランポリンでは、ぽわプリの3人、
おとめちゃん、さくらちゃん、しおんちゃん。

アイカツの初期に、いちごちゃんのライバルとして登場した天才的なおとめちゃん。
そんなおとめちゃんが最初に待ってくれていたのです。

2チェックポイントは2年目のシーズンを支えたドリアカの4人。
セイラきいそらマリアちゃん。
あのランニングマシンもパソ君と並ぶドリアカの名物ですね。

スターライト学園の前の第3チェックポイント。
ここで待つのは珠璃ちゃん、まどかちゃん、ちゃん。
そしてあかりちゃんの最初のルームメイトであるユウちゃん!

トップアイドルたちとは少しだけ立ち位置が違うユウちゃんですが
アイカツにとって無くてはならない登場人物の1人であるのは間違いないです。

一緒にいる他の特徴的な髪型などをしているアイドルたちも
あかりちゃん世代のクラスメイトのアイドルの特徴でもあります。


第4チェックポイントはドリーミーレイク。
ここではスミレちゃん、ひなきちゃん、そして瀬名翼が居ます。

湖をボートで渡った先で待っているのは
ここねちゃん、みやびちゃん、ニーナちゃん。関西組ですね。
アニメでは無かったのですが
この3人でのステージが見てみたかったです。

その先の美月さんとみくるちゃんのダブルエムの2人が待つ第5チェックポイントでは
いちごちゃん、そして「アイカツ!」名物の1つ、斧! 木を切り倒します。

いちごちゃんに追いつこうと
あの時、あかりちゃんも斧を使うことを頑張って覚えたので
ここでもあかりちゃんも一歩も引きません。


スタート時から差は変わらず、
迎えた最後の第6チェックポイントはエンジェリーマウンテンでの崖登り。
こちらも斧と並ぶいちごちゃん名物ですね。

最初は天羽さんに会うために必死だったいちごちゃんの結果から生まれた崖登り、
もちろんあかりちゃんも崖登りは経験済みです。

ここに来て、ついにいちごちゃんに並ぶあかりちゃん。

そしてゴール直前でついにあかりちゃんの逆転勝利!

いちごちゃんに手を差し伸べ、崖の上から2人で風景を眺める光景。
これはアイドルとしてずっと先を走っていたいちごちゃんが
あかりちゃんに対して、てっぺんで待っていると言った状況の再現かもしれません。

ずっとアイドルとして先に、上にいたいちごちゃんに
あかりちゃんがスターライトクイーンとなり、ついに追いついた今でこその演出。


「いちご」
「あかり」


誕生日プレゼントとして名前で呼び合うトップアイドルの2人の
これからどんどん広がっていくであろう新たなステージが眩しいです。

最後は2人揃っての「フフッヒ」
毎週聞いたアイカツ!の始まりの合図です。


そして最後の最後で惜しまれつつ
昨年9月に終了した「アイカツ格言」のコーナーを復活さえてくれるとは、監督さすがです。








アイカツ!」の魅力と全178話を振り返る。


2012年10月に始まり、3年半、
全178話の物語の終わりを迎えたアイカツ

何となく見た第1話の時からは考えなかったくらい
大きな作品となり、見ていて大きなものをもらった気がします。


アイカツ!」には悪い人は誰も居ません。
真っ直ぐな気持ち、純粋な気持ちでトップアイドルを目指すアイドルたちがたくさん居ます。

ライバルはたくさん居ますが
お互いに高め合って先に進んでいくそれこそがアイカツなんです。


あれだけ今は大きな存在となったいちごちゃんも
あおいに誘われてスターライト学園に転校した始めの頃はアイドルについて詳しくなく、
ステージも上手く行かないなど失敗もありました。

それでもすぐに様々なことを吸収し
アイドルとして一気に成長していくいちごちゃんを一言で言うと、天才的な才能でしょうか。

その才能を持ってアイドルとして成長していくいちごちゃんは
あおいや蘭ちゃんをどんどん先に引っ張っていく、他のアイドルたちにも大きな影響お与えました。

プレミアムドレスを貰おうと
天羽さんの居るエンジェリーマウンテンの上に行く手段が見当たらないからと崖を初めたり、
大きなクリスマスツリーを作るためと斧を持ちだして木を切り倒して
その木に乗って山道を下ったり、
従来のアイドルの枠を超える思い切りと大胆さで楽しませてくれました。


そんな天才的ないちごちゃんと対象的な存在となるのが、あかりちゃんです。

アイドルとして活躍するいちごちゃんを見て、いちごちゃんに憧れ、
スターライト学園の入学を目指し一度は失敗したあかりちゃん。

髪型もいちごちゃんと同じものにして、手にはおしゃもじ。
試験での自己紹介では「星宮いちごです!」と名乗ってしまうものの
その二度目のチャンスで、
いちごちゃんの目に止まり無事に合格し、スターライト学園に入学することが出来たあとも苦労の連続でした。

他のみんなが出来ていたスペシャルアピールを
どうしても上手く決めることが出来なかったあかりちゃん。
それでも決して諦めないのがあかりちゃんのいいところです。

何度も何度も、何度も、トランポリンで1人練習するあかりちゃん。
意地と努力でつかみとったのが最初のこのスペシャルアピールでした。

その後も体力があまりなかったあかりちゃんは
地獄の特訓として有名なアイカツブートキャンプへと参加することに。
最初はどうして良いのか分からず上手くいかなかったのですが
次第にあかりちゃんらしさと負けない気持ちで見事にブートキャンプを乗り越えました。

そうしてアイドルとして一歩ずつ前進するあかりちゃんの気持ちも少しずつ変わってきました。

いちごちゃんに憧れ、いちごちゃんになりたいと進んだアイドルの道。
でも目指すべきなのはいちごちゃんになることじゃないと気付き、
いちごちゃんと同じにしていた髪をバッサリと短く自分で切ってしまう事によって
あかりちゃんはアイドルとして大きな一歩を踏み出し始めました。


いちごちゃんが才能なら、あかりちゃんは努力。

目指すはトップアイドル、でもいちごちゃんとあかりちゃんでは全くその過程が異なる。
これが「アイカツ!」の主人公の魅力の1つです。

シーズンの境目だったり気持ちの変化であったり
全部で3回、全4種類も髪型を変えたのもあかりちゃんの他には無い魅力で、
髪型を変えた時のあかりちゃんの気持ちを考えてみるのも「アイカツ!」の楽しみ方の1つです。



美月さんという絶対的なアイドルを見上げ、
スターライト学園を代表するアイドルにまで上り詰めたいちごちゃん。

そのいちごちゃんに憧れ、スターライト学園に入学し
努力を重ねてようやくいちごちゃんの待つ場所にたどり着いたあかりちゃん。

美月さん、いちごちゃん、そしてあかりちゃん。
途中で主人公が交代しても
それぞれの憧れが、想いが、「SHINING LINE*」の歌詞のように
ずっと次に繋がっているのが「アイカツ!」最大の魅力だと思います。



アイカツ!」といえば豊富なアイドルたちを忘れてはいけません。

いちご、あおい、蘭のソレイユ
あかり、スミレ、ひなきのルミナス、それらトップで活躍するアイドル以外にも魅力的なアイドルがたくさん居ました。

地下の太陽として人気の地下アイドル、三ノ輪ヒカリもその1人です。
可愛いビジュアルもあってメインのアイドルに入っていないのに
アイカツ!オフィシャルショップ」のサポーターに就任したり、
限定ですが、CDデビューをするなど実はその実力通りのすごいアイドルでした。

ぽわぽわプリリンのメンバーの1人であるしおんちゃんも不思議な境遇のアイドルでした。
少し変わっているけどぽわプリというメインになるアイドルで構成されたユニットのメンバーでありながら
女優としての道を進んでいたためになかなかステージ上でパフォーマンスをする姿をアニメでは見ることが出来ず
このままステージは見られないのではないかと思われた状況が変わったのが
アニメ開始から3年になろうとしていた2015年8月27日の第148話。
大スターライト学園祭の話である148話で、
ついに長年のアイカツファンが待ち望んだしおんちゃんのステージ、しおんちゃんの3DCGを見ることが出来たのです。


そのぽわプリのリーダーである、
おとめちゃんも不思議な魅力のあるアイドルです。

いちごちゃんのライバルとして最初に登場したおとめちゃん。

「らぶゆ〜」を口癖に、その天才的な感性と行動力でいちごちゃんの最高のライバルと最高の友達として
アイカツ!初期から最後まで引っ張っていってくれました。



あかりちゃんの最初のルームメイト、服部ユウちゃんは
あかりちゃんと部屋が別々になってからは見かける機会が減ったり
ここねちゃん、みやびちゃんが来た時には交換留学生として関西に行ったり
少し便利に使われているような雰囲気もありましたが
最終話でもしっかりとあかりちゃんを応援するために登場するなど
今のあかりちゃんを語る上では無くてはならないアイドルの1人です。


3年目、あかりジェネレーション世代で新たに登場したアイドルでは
まずは関西組として京都のみやびちゃん、神戸のここねちゃんなど特徴も実力もある2人。

それぞれ別の学園の生徒でありながらソロとしても強力なアイドルで
短い交換留学としての期間でしたがその存在感は大きく記憶に残りました。

ここねちゃんの「世界の中心はここね!」「だよねー!」は伝説です。


データカードダスと同様にルミナスが全国ツアーをしたのも3年目アイカツでの大きなトピックで
そのツアーの最中に全国で様々なアイドルに出会いました。

沖縄の波照間みなみちゃん、秋田の花輪やよいちゃん。
中でも大阪の堂島ニーナちゃんは見事なステージも披露し、最終話にも登場してくれましたし、
北海道で出会い、スターライト学園に入学することになったののっち、リサっぺは
アイカツ3年目の残り半年を支える大きな存在となりました。



アイカツ!」の魅力は楽曲にもあります。

アイカツ!で毎週流れる楽曲を歌うのはキャラクターの声優ではなく
STAR☆ANIS」や「AIKATSU☆STARS!」といった
アイカツ!の楽曲を歌うために結成されたユニットのメンバーがキャラクターとして歌っているのですが、
オープニングやエンディングはもちろん、それ以外の曲も含めて豊富なメロディとポジティブな歌詞で毎週ファンを楽しませてくれました。

最初のオープニング「Signalize!」や「SHINING LINE*」、
エンディング曲の「カレンダーガール」や「オリジナルスター☆彡」、
挿入歌の「Move on now」や「アイドル活動!」は特に名曲です。

本編の雰囲気とは違うエンディング映像も
アイカツ!」の特徴であり、「アイカツ!」らしさでもありました。


アイカツ!」といえば二度の映画も放映されました。

1作目は2014年10月に公開された、「大スター宮いちごまつり」です。

この時、TVアニメではあかりちゃんが主人公としていちごちゃんからバトンを渡された直後ということもあり
事実上、この映画がいちごちゃん編の集大成であり第一部の最終回のようでした。

それだけに映画の内容は素晴らしいものに仕上がっており
美月さんからいちごちゃん、いちごちゃんからあかりちゃんを繋ぐ物語として
非常に重要な、そして素晴らしい映画となりました。

2作目は「アイカツ!ミュージックアワード」、2015年の夏、8月に公開されたこの映画は
スマートフォンを使ってサイリウムのように使い応援しながら上映を見ることが出来るなど
アイカツ!のステージをその場に入り込んだかのように楽しめる作品でした。

次々と披露されるステージ、そして名曲の数々に
初期からアイカツ!を応援しているファンにとっては涙が出そうになる、でも楽しい映画でした。




映画以外では、ピザハットとコラボして
各店舗にいちごちゃんやあかりちゃんたちの等身大POPが全国のピザハット店舗に設置されていたり
オリジナルメニューも用意されました。
その際には、アニメの作中にも登場するいちごちゃんのラジオ番組が実際にネットで配信されたのも記憶に新しいです。

2014年の12月には年末ということで「紅白アイカツ合戦」なんてものも
ネットで大々的に配信されました。

私は参加出来ていませんがイベント「アイカツ! LIVE☆イリュージョン」の公演も
アイカツを構成する大事な要素です。



アイカツ!」は子供向け、女児向けの作品でありながら
多くの大人たちも夢中になりました。

その理由としてキャラクターが可愛い、コーデが楽しいという他に
大人が見てもぐっとくる深いストーリーや設定が大きな役割を果たしたと思っています。


何度も書いたように美月さんからいちごちゃん、
いちごちゃんからあかりちゃんへと繋がって受け継がれていくバトンだったり。

あの時、いちごちゃんがてっぺんで待っていると約束した事を
あかりちゃんが最終話でしっかり成し遂げてくれうなど
本来のターゲットである幼じ子供は気づかないかもしれないけど
大人が見ると心打たれる緻密なストーリー設計が大人たちをも夢中にさせた大きな要素です。

前を見て努力をすればきっと明日に繋がる。

アイカツ!」から力を貰った人は多いと思います。




アイカツ!」は制作スタッフや
出演キャストにも愛されていたのがよく分かる作品でした。

木村監督はもちろん、途中で制作から離れることになったアイカツ格言の山口ひかるさんなど
最終話を終えてからのコメントを見るとそれが伝わってきます。

またキャストの方々にとっても大きな作品となったようで
それは最終話直後の気持ちのこもったコメントを見ても伝わってきます。

星宮いちご役の諸星すみれちゃんや、紫吹蘭役の大橋彩香さん、風沢そら役の高橋未奈美さん、
姫里マリア役の冨岡美沙子さん、などがツイッターでコメントを投稿されていました。

霧矢あおい役の田所あずささんは
初のレギュラー作品だった「アイカツ!」に対する今までの想い出と次への想いを、
白樺リサ役の福沙奈恵さんは
アイカツ初期に登場したミシェル役としてアイカツに関わり、
ラスト半年ではリサっぺ役を担当出来た事について熱い想いを語られています。

そして、有栖川おとめ役の黒沢ともよさんは
事務所に入りたての高校生の頃におとめちゃんと出会った事などについて語られており、
自身のラジオ番組で涙をこらえきれずにおとめちゃんについて語るその姿に思わず貰い泣きしそうになりました。



そしてアイカツ!は、アイカツスターズ!


4月からは「アイカツ!」は
アイカツスターズ!」として新たなスタートを切ります。


多方面に大きな影響を与えた「アイカツ!」も
最近ではデータカードダス(DCD)のユーザー数が伸び悩んでいた他、
DCDの筐体も今となっては古く、
このタイミングでの「アイカツスターズ!」への切り替えは必然だったのかもしれません。

新しいDCDの筐体には大型の縦型ディスプレイや、タッチパネル対応ディスプレイ、
オンデマンド印刷やYouTubeへの動画投稿機能など大幅な機能アップが図られており
従来のDCD筐体の欠点も克服されています。

そういう意味ではDCDアイカツスターズ!は楽しみな面も多いのですが
今まで続いてきた「アイカツ!」作品が終わってしまうのはやっぱり寂しいです。


現在公開されている情報によると
アイカツスターズ!」は「アイカツ!」から大きく雰囲気が変わりそうです。

アイドル学校、四ツ星学園には「S4」と呼ばれるトップアイドル4人が存在し、
それを目指してアイドルたちが頑張るというストーリーとなっていて
アイカツ!」よりも、より目的をハッキリとさせているようです。


その一方で、アイドルに恋愛はご法度という事もあって
アイカツ!」では途中で変更され(たと思われる)男性アイドル要素も存在しているようで
それが「アイカツスターズ!」ではどういう扱いになるのか、
主人公たちアイドルにどのように関係してくるのかが一番の心配です。


分かりやすさを重視するあまり、
他の朝や夕方に放送されている他のアニメのようになり
大人たちが「アイカツ!」に夢中になった理由のひとつである
緻密なストーリー設計やバトンを繋いできたキャラクター同士の関係性も
アイカツスターズ!」では薄れてしまうのではないかとの懸念もあります。

もしそうなってしまった場合、
本来のメインターゲットである女児ユーザーを重視するなら
ビジネスとしてはそれが正しいのかもしれませんが
他のアニメと同じようになってしまい、
アイカツ!」シリーズの「アイカツ!」らしさがが失われてしまったら寂しいです。

そして何より、その場合は最大のライバルである「プリパラ」との違いが少なくなってしまい
アイカツ!」シリーズとしての個性が薄くなってしまわないかという心配もあります。


それでも「アイカツ!」を作り上げてきたスタッフ、
引き続き登場するキャストの言葉を信じて、アニメ「アイカツスターズ!」の1話を見てみたいと思います。


最後に…


TVアニメとしての「アイカツ!」は終わってしまい
アイカツスターズ!」として生まれ変わる事になりましたが
まだまだ「アイカツ!」が終わったわけではありません。

夏には映画が決まっており
アイカツスターズ!」の同時上映として「アイカツ!」の新たな物語が作られます。




さらにスマートフォン向けゲーム「フォトカツ」では
新曲を含めた数々の「アイカツ!」の楽曲やいちごちゃんたちの新しい物語がこれからも楽しめます。

もちろんデータカードダスアイカツ!
アイカツスターズ!」稼働までの時間、もう少しだけ続きます。


まだまだ終わらない「アイカツ!
新たに始まる「アイカツスターズ!」、どちらも精一杯楽しんでいきたいですね。


今はひとまず、ありがとうアイカツ!

全178話は大切な想い出です。







<公式サイト>
アイカツ!(1年目)
 アイカツ!(2年目)
 アイカツ!(3年目)
  『アイカツ!ミュージックアワード みんなで賞をもらっちゃいまSHOW!』 公式サイト


アイカツスターズ!
 劇場版アイカツスターズ!

データカードダス アイカツ!
 データカードダス アイカツスターズ!

アイカツ!フォトonステージ!!(フォトカツ!)|バンダイナムコエンターテインメント公式サイト


・関連エントリ
[アイカツ!] - 深夜アニメ実況の果て