最終話。
古龍相手に絶対に勝てない状況と思われましたが
そんな盲点があったとは、古龍っていっぱいいるものなんですね。
それに実力もかなり大きな幅があるようで
今回は1体~3体相手でもなんとかなりましたが
本当に世界のトップに近い力を持った古龍と敵対したときは今度こそ…
それよりも次は戦士文明です。
高度な文明が滅んだ理由、
マイルちゃんにも見覚えがあるその光景は世界を揺るがす嫌な予感が
一気に物語の、この世界の真相に近づいていきそうな空気を見せて、ここで終わり。
なかなか続きが気になる最後でした。
この「のうきん」、全体としては数え切れないくらいの
多くの作品からのパロディネタが話題にされますが
あまりの範囲の広さにキャストですら把握しきれないレベルだったとか。
本編の内容としては
基本的にマイルちゃんがパロディネタを交えて突っ走って
他の赤き誓いのギルドのメンバーが
振り回されながらも仲良く付き合ってあげるのが基本のギャグ寄りの楽しい雰囲気でしたが、
それぞれのキャラクターの過去はかなり笑えない現実があって
特にレーナなんて一度だけじゃなく二度も辛い過去が…
そのギャップもどう扱えばいいのか一瞬戸惑いますが、
登場キャラたちはそれも含めて一緒に笑って楽しく過ごしているので、
それがこの作品とギルドの明るい雰囲気に繋がっているのでしょう。
マイルちゃんは海里のときも可愛かったけど
不幸にも転生することになり、
それから貴族の家に生まれ10年間は普通に暮らしていたのに記憶を思い出し
そこでも不遇な扱いを受け、家を出て、学校で友達が出来たのに、そこも離れざるを得なくなり、
ようやく赤き誓いのみんなと出会えたと考えると
マイルちゃんの人生もかなり過酷そのもの。
マイルちゃんとしての年齢は12歳ですが
事故にあってすぐに転生したとしても30年生きているわけですから、
マイルちゃんも本当に苦労してますね…
それから忘れちゃいけないのが主題歌です。
ノリの良い掛け声で毎週「わっほーわっはー」したくなる歌声と
謎のダンスやポーズで「のうきん」らしい映像が展開されるオープニング、「スマイルスキル=スキスキル!」。
マイルちゃんがソロで歌う「ゲンザイ↑バンザイ↑」は
普通に可愛く元気な曲のようで、
マイルちゃんのこれまでの生い立ちと現在を知ってから歌詞を見ると
頑張れと応援したくなるような健気で、前を向くマイルちゃんらしい一曲に仕上がっています。「バンザイしたくなった!」
アニメ本編以外のメディア展開としてはウェブラジオが隔週で配信されていて
パーソナリティは赤き誓いのキャスト4名。
音泉全体のリスナー数で真ん中を目指したり
コーナーでもある平均値を目指したり、作品タイトルの「平均値」にちなんだ
他ではあまり見かけないようなコーナーも気になるところですが
それ以上にパーソナリティ、
つまり、和氣あず未、徳井青空、内村史子、田澤茉純の4人が
他ではなかなか見かけないような不思議な組み合わせなのが
個人的にはこのウェブラジオ番組最大の魅力なのではと思っています。
主役キャストであり最年少の和氣あず未が
通常はMCとして他の3人のメンバーを仕切る事になるところもポイントです。
そんな感じの「のうきん」、
とても瞬時に把握しきれないパロディネタの多さには驚きでしたが
キャラクターも可愛いし、全体としては明るくて楽しい雰囲気で見続けることが出来て、
最終回も上手く気になる感じでまとめてあって、毎週楽しめました。
いつものマイルちゃんのノリの良いセリフを聞いていると楽しい気分になります。
まさに、バンザイしたくなった!!
<公式サイト>
TVアニメ「私、能力は平均値でって言ったよね!」公式サイト