アサシンズプライド 12話「暗殺教師の矜持」(最終話)

最終話です。

パラディンのクラスじゃない事が必ず子供じゃないとは言い切れないとしても
クラスがサムライであることが証拠として記録され
メリダちゃん1人で出来る事はもう無いのでは、と思ってしまう状況でも
何とかしようと最後まで諦めないメリダちゃんの強さ

上位のドラグーンのクラスを持つサラシャを相手にしても一歩も引かず
本当にメリダちゃん自身の実力で周りを黙らせる
むしろサムライクラスが誇りであると宣言する、この強さこそがメリダお嬢様

そして一時的には騙して裏切った形になったミュールに対しても、
かつて敵を向けてきた相手であっても、にっこり笑って責めずに許してあげる
その優しさを兼ね備えるのも、メリダお嬢様


騎士公爵家に生まれながらマナに目覚めず、無能才女と言われ続けたあの日々から
クーファ先生と出会い、マナに目覚め、必死にクーファ先生と特訓して、実力を付け、
ついにクーファ先生と一緒に戦うことが出来るほどまでになりました

強敵相手に一緒に戦ってくれること、
つまりクーファ先生もメリダちゃんなら
この戦いの場でもパートナーになれると実力を認めてくれたということ。

メリダちゃんにとっては最高に嬉しい瞬間だったはず。


今回は跳ね除けた困難も、
再び近い将来また降り掛かってくるでしょう。

それでもメリダちゃんなら
きっと最後は笑顔になってくれるはず。

その思わせるくらいの強さがメリダちゃんにはあります。




全12話終わりました。

騎士公爵家の娘として生まれながらマナに目覚めず
無能才女と呼ばれ続け悔しい思いをシてきたメリダちゃんが。
クーファ先生と出会う事から始まる物語。

リスク覚悟でマナに目覚める事に成功したメリットと、
本来ならパラディンのクラスじゃないといけないが
サムライのクラスになった事によるデメリット

半強制的にマナを目覚めさせた事により
その両方がありましたが、
メリダちゃんにとっては自分を先に進めてくれた
新しい世界に連れて行ってくれたという意味では
その瞬間からクーファ先生は
自分の人生にとってとても大きな存在になったはず。

もともと持っているメリダちゃんの負けない意思の強さもあって
パラディンよりは下位のクラスであるサムライであっても
厳しいクーファ先生の特訓に耐えて、学んで、
姉という立場だけじゃなく、力としてもエリーですら守れるように、
そしてアニメ最終話ではクーファ先生と並んで戦えるほどにまで成長しました。

不遇な運命に決して負けることなく
強い意志と、厳しい訓練にも耐える精神、そしてお嬢様らしい可愛い部分。

その強さと可憐さこそが
メリダちゃんの力であり、最大の魅力です。


クーファにとっては家庭教師として近くでメリダお嬢様を監視し、
もしメリダお嬢様に実力が伴わない場合、
自らの手でメリダお嬢様をアサシンズとして消さなくてはいけない立場である一方で、
クーファ自身も明らかにメリダお嬢様の魅力に惹き込まれていくのが見ていてすぐ分かります。

つまり、相思相愛。

メリダちゃんにとっては、
恩人であり、先生であり、憧れであり、思いを寄せる相手。

クーファにとっては、監視対象であり教え子であり、
次第に大きな存在…My little ladyとなる。


そんな2人の関係に少しやきもきするのがエリーちゃん

自分はリタの妹でいたい!
リタは自分のもの!というのが
表情でも隠しきれていないところが、良い。

アニメ最終話でも頬を膨らませていましたが
ここは今こそエリーの遠慮しないアタックをクーファ先生の前でやって頂き、
メリダちゃんを取り合ってみてほしいです。


メリダちゃんとはまた違う悲しい運命に巻き込まれながらも
本人ははっきりとは気付けていないのがロゼ

幼少期に妹としてクーファと共に生活をしていたのに
突然の襲撃により重症を負い、
クーファが自分に関係する記憶と引き換えにロゼの命を救う

ロゼは誰かわからないままその存在を探し続けているけど
本当は既に前の前に、一番近くにその存在がいるのに。

近くて、遠い。

ロゼもいつか自分の力で
探し求めた答えに辿り着くことが出来るのでしょうか。


他にも最初はメリダちゃんに意地悪をする存在だったネルヴァも
いつしかメリダちゃんを認めて友達になってくれたり、
ものすごい強敵のように登場して
いつの間にか頼りになる仲間になっているブラック=マディアや
包帯の人こと、ウィリアム・ジンなど
どのキャラも面白いし魅力的なんですよね。

もちろんまだ謎が多いミュールやサラシャも可愛いし
もっと情報を知りたいと思える気になる存在。


アニメ本編以外の部分では、まず主題歌が良い。

オープニング主題歌では
Run Girls, Run!の「Share the light」の乗せて流れる映像がオシャレで
毎週聴いているとクセになってつい口ずさみそうに。

ヒロインたちの可愛い部分と、かっこよく決める部分があって
まさに「アサシンズプライド」らしいオープニングになっています。


エンディング主題歌は、
歌うのがメリダちゃんのソロで、「異人たちの時間」。

アニメ本編からエンディングの入り方にも
細かくこだわったというだけに、
特に序盤のEDのフェードインする部分は気分を盛り上げる意味でもとても良い。

印象的な、「ねぇ…」から入る歌詞は
メリダのキャストである楠木ともりさんの
壊れそうだけど力強く、芯の通った高音ボイスと
それを引き立てるストリングスのメロディが作り出す世界観が
メリダちゃんの心情を表しているようで、素晴らしい。

個人的にもとても好きなタイプの歌声と楽器の組み合わせで、
落ち着いてじっくりと、何度でも聴き続けたい一曲になりました。


他にアニメ本編以外で
アサシンズプライド」の世界を広げてくれたのが、ウェブラジオでしょう。

ラジオは隔週配信で、
パーソナリティはクーファ役の小野友樹さんと
メリダ役の楠木ともりさんの2人

それぞれの声優さんらしいやり取りが楽しい番組ですが、
時折、小野さんが少し雑にともりるをお嬢様と扱っているのがまた面白く
隔週配信なのが勿体ないくらい。

ゲストにロゼッティ役の薮内満里奈さんが来たときは
初めてのラジオだと言う薮内さん相手にも容赦なく、
番組もいい雰囲気でとても楽しかったです。

響 - HiBiKi Radio Station - | アサシンズプラジオ


可愛いヒロインたちと、
スタイリッシュで格好良いバトル

敵も味方も関係なく魅力的なキャラクター

不遇な立場から強く成長するメリダちゃんの姿、
そしてクーファとメリダちゃんの関係性。

多くの魅力的な部分が多く、
もし続きがアニメで見られるのであれば
絶対にまた見たいと思えるくらい毎週とても楽しませてもらいました。

アサシンズプライド」楽しかったです。

そしてメリダお嬢様、とてもかわいかったです!


<公式サイト>
TVアニメ「アサシンズプライド」公式サイト

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