転生王女と天才令嬢の魔法革命 10話「諦観と激情の王位継承」

ドラゴン戦、アルガルド戦を経て
原作としては第3巻の内容にあたる王位継承問題へと進みます

アルくんが居なくなった以上、
一度は王位継承権を放棄したアニスも復帰せざるをえない事は理解していて
そのための走り回ることになりますが、そこに笑顔は無い

今まで魔学の研究に時間を使えたのは
王位継承権を放棄した立場だったからで
そうじゃなくなると魔学を諦めなくてはいけない

その事を分かっていたからこそ
腐れ縁のような関係性のティルティは少し強めの言い方になっても
アニスの事を思って掴みかかるくらいの想いを伝えてきた、と

不器用にも見えるけどティルティらしい行動で
優しさも、今までのアニスとの関係も感じられて良いですね…。

でも今のアニスを動かせるのはユフィしか居ないことは
周りのみんなが思っているようで
ティルティもイリアも、さらには初対面のはずの鍛冶屋のトマスまでもが
ユフィに行動を促すようにプレッシャーをかけられると

さすがのユフィも正直な気持ちにしたがって行動、
しかも今までは歯向かうことなんて無かった父親に意見をするなんて
アニスと出会う前のユフィなら絶対に無かったこと

それでもグランツは譲るわけにはいかないというところでの
新キャラ、リュミ様が登場。

リュミ様もビジュアルだけ見ればヒロイン感ありますが
状況を大きく変える精霊契約について詳しい重要人物。

さぁどうする、どうなるユフィ。


さてさて途中でマイナーチェンジもあったエンディングですが
今週も少しだけ変わっていました。

王位を継承するために魔学を、夢を諦めて、笑顔をなくして、空っぽの状態のアニスを表すかのように
アニスとユフィが木の両側に立っているカットでは
これまでは2人に色が入っていたのに、ユフィにしか色が入らなくなり、
さらには直後の歩み寄る場面ではユフィしか動かない。

通じあっている惹かれ合うアニスとユフィを表現するようなエンディングだったのが
今回ばかりはアニスが応えてくれない、そんな演出になっていました。

こういうの、良いですね。