白い砂のアクアトープ 24話「白い砂のアクアトープ」(最終話)

最終話のサブタイトルが作品タイトル


新エリアへの魚の搬入作業は
くくるも含めた職員総動員。

これで砂が敷き詰められた新エリアがオープンできます。

水槽の周りに白い砂が敷き詰められたエリア、
まさに「白い砂のアクアトープ」です!

くくるが企画したウェディング、
新郎新婦ががまがま水族館を思い出の場所としているのもポイントですね。


2期になってから出番が無くなったキジムナーさん、
最後の最後で少しだけ幻を見せてくれました。

ティンガーラまで移動できたんですね…。


そして、夢を追いかけて離れてしまったくくると風花。

留学期間が終わり風花が再び帰ってきた時には
風花はもちろん、少し髪が伸びたくくるも営業部としてもかなり仕事に慣れて成長と時間の流れを感じます。

でもネクトン呼びもどうかと思いますよ。副館長。

ちゃっかり上手くやりそうな朱里ちゃんも
しっかり正社員になってましたし、この子、絶対もっと大物になる。


水族館に向けて帰る途中で下車して
祠にお供えをするために立ち寄った風花のもとへ走ってくる、くくる

再会を喜び、熱く抱き合う2人。これぞアクアトープ!

少し成長した2人。

絆は更に深まって、また忙しくて楽しい水族館での日々が続くことでしょう。


カザハナは、雪。
くくるは、心。

この島は、風と花と珊瑚と、心で出来ている。






全24話、2クール終わりました。


オリジナルアニメで
2クールあるのはやっぱり良いですね!

先が読めないストーリー、
1クール目と2クール目で別の作品かのような展開の違い。

そして沖縄らしい美しい背景と空気感の表現。


ハイクオリティな画と音楽と演技など、
まるで現地に行っているかのような壮大な世界を体感できるのは
まさにP.A.WORKS作品らしくて素晴らしい。


風花のアイドルになる前やアイドル時代をもっと見てみたかったとか
キジムナーは何だったのかとか、くくるの姉の話はあのまま踏み込まないで良かったのかな?とか
もっと広げてほしかったストーリー、シーンはありますが
最終話を見た直後としては
そのあたりは余白を持たせてそのままにしておくのもアリなのかも。


作品の魅力を語る上で欠かせないのが
やっぱり登場キャラクターです。

くくると風花が中心となって進む作品で
くくるのちょっと危なっかしいところ、風花の落ち着いているところを表現するのに
CV.伊藤美来さん、CV.逢田梨香子さんの声がピッタリでした。

元気な伊藤美来さんの声に
普段は落ち着いたお姉さんのような口調だけで
年相応の可愛いところを絶妙に演技してくれた逢田梨香子さん。

その風花のお姉さんらしさを出すのはくくる相手にだけではなく、
2クール目で城居ルカがティンガーラに来た時は
風花の跡を継ぐような形になったルカちゃんがアイドルとして悩んでいたのに気づいて
ちゃんと声をかけて、自分がいつか…と取っておいたままになっていた赤いハイヒールをルカちゃんに託して元気づける。

その姿は先輩であると同時に、
やっぱり風花はお姉さんタイプだなと思わせてくれる良いシーンでした。

悩んだ末のルカちゃんの「キュイキュイ!」はあと何度か見てみたかったですけどね!


どんちゃんこと、月美ちゃんは水族館には基本的には関わっていないので
ティンガーラ編になったら出番が減るんじゃないかと思ったけど
早い段階から自分の夢をしっかり持って
その夢のためにかなり積極的に動ける子で、出番もずっと多かったので
作中の数多くのキャラクターの中でも屈指のしっかりした出来る子だと思ってる。

24話のラストではシェフとして水族館の内部に居ましたし、
どんちゃん、只者じゃない。


他にも観光協会の公務員からティンガーラに転職してきた夏凛さん、
ただツンツンした人じゃなく実はシングルマザーで子育てを頑張っていた知夢さんなど
他のアニメ作品では余り見かけないようなハードな設定のキャラクターが多く、
逆にそれがリアルな感じもして作品に深みが出ていたように思います。

特に知夢さんの件が発覚したときは衝撃的でした。

ただ過去に事情があったとしても
いつまでもプランクトンやネクトン呼びはちょっとどうかと思いますけどね、副館長!

あと真栄田朱里ちゃんは、CV.安野希世乃さんの声がそう思わせるのが
何故か絶対に将来大物になる気がする。

くくるのほっぺを笑顔でぷにぷに触りながら
気づいたらおじいの弟子になってても不思議じゃないオーラがあります。あの子。


アニメ本編以外の部分では、作品の舞台になった沖縄県南城市と実際のコラボをして
ふるさと納税や特別住民票を作ったり、キャストの2人が訪れたり
東京から移動するには厳しい環境もある中でも、関わりがあるイベントが企画されていたのは嬉しかった。

実際の舞台の作品内での再現度も高いとあれだけ言われたら
いつか行ってみたい場所の候補にもなるものです。


他にも八景島シーパラダイスでは一ヶ月以上にわたってコラボイベントが開催され、
作品もクライマックスに突入する12月にはメインの女性キャストである
伊藤美来逢田梨香子和氣あず未、Lynnの豪華4キャストが登壇するイベントも開催されました。

その他にも様々な全国の水族館が作品のロケハンなど協力しているのが
この「白い砂のアクアトープ」の良いところのひとつです。


そして何と言っても、他のアニメ作品ではあまり見られないような展開として
はじめに見た時に驚いたのが、公式ファンクラブです。

5年、10年とシリーズが続いていく作品ならまだ分かりますが
最初から2クール作品として作られ、それも知られていた「アクアトープ」に公式ファンクラブが作られるなんて。

それも名前だけのファンクラブではなく
しっかりと月額550円(初月1100円)を取って、入会特典の複製フレームアートが貰えたり、
デジタル会員証の発行、会員限定コンテンツやギャラリー、掲示板、
さらにはファンクラブ会員限定のオリジナルグッズ販売などなど、かなり本格的。

1つのアニメ作品だけの公式ショップがある事だけでもレアなのに
しっかり作られたファンクラブに驚きが隠せませんでした。

アニメは全24話で終わってしまいましたが今後の運営がどうなるのかにも注目しています。

「白い砂のアクアトープ」オフィシャルファンクラブ


思い返せば1クール目の終盤で突如「がまがま水族館」の公式サイトがオープンしたり
常にあらゆる方面に全力で展開していた記憶があります。

その「がまがまが水族館」公式サイトは
1クール目の終盤だったこともあり更新頻度としては少ないままでしたが
水族館の公式サイトの完成度が異常に高いのが特徴。

どこにどんな生き物がいるかが記載された館内案内図や
ショーの開催時間、水族館の開館時間に入場料、そして大事な水族館へのアクセス方法まで揃っていて
下手な水族館よりもしっかりと水族館の公式サイトに仕上がっています。

那覇空港からは高速利用で1時間、
バスを使えば1時間10分で最寄りの「あざまサンサンビーチ入り口」バス停に着くそうなので聖地巡礼の際にはぜひ。

がまがま水族館


隔週配信のウェブラジオも配信中ですし、
そのラジオの主題歌として
くくると風花のキャラクターソングも11月にリリースされましたし、

ラジオ番組「白い砂のアクアトープ アクアリウム・ティンガーラ館内放送局」テーマソング「High tide girl」発売決定! | News | Lantis web site
ラジオ番組「白い砂のアクアトープ アクアリウム・ティンガーラ館内放送局」テーマソング ジャケットデザイン&店舗購入特典デザイン公開! | News | Lantis web site
「白い砂のアクアトープ アクアリウム・ティンガーラ館内放送局」出張イベント|TVアニメ『白い砂のアクアトープ』

新宿ではポップアップショップも展開されますし、
Blu-ray購入特典で応募できるイベントも今後開催されるなど

白い砂のアクアトープ POP UP SHOPが開催決定!! | News|TVアニメ『白い砂のアクアトープ』
Blu-ray第2巻「スペシャルイベント チケット優先販売申込券(夜の部)」
先行抽選申込みの受付が本日より開始! | News|TVアニメ『白い砂のアクアトープ』


定番から珍しいものまで全力の「アクアトープ」、改めて見ても凄いエネルギーです。



これだけ力の入った作品が2クール全24話を放送しただけで終わるとはとても思えない。

きっとこれからもグッズ展開など続いていって
数年後には再びイベントが開催されるに違いないです。

その時にはまた元気なくくると風花の姿が見られるはずなので
今からその時を楽しみにしたいですね。


アニメの中でもアニメの外でも
美しくて壮大な世界を見せてくれた「白い砂のアクアトープ」、とても素晴らしい作品でした。



BGMも良いんです


制服が懐かしい



<公式サイト>
TVアニメ『白い砂のアクアトープ』
「白い砂のアクアトープ」オフィシャルファンクラブ
「白い砂のアクアトープ」オフィシャルECサイト
白い砂のアクアトープ アクアリウム・ティンガーラ館内放送局 | インターネットラジオステーション<音泉>
『白い砂のアクアトープ』TVアニメ公式さん (@aquatope_anime) / Twitter

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