アイカツスターズ! 100話「まだ見ぬ未来へ☆」(最終話)

まだまだ先だと思っていた最終回が来てしまいました。

第100話になる最終話では、イギリスに向かうことになるローラちゃんを送り出す事も兼ねて
みんなで少し遠くに旅に出て、自然の中で楽しく遊ぼう!という明るいストーリー

ゆめ、ローラ、小春、真昼、あこ
5人の仲の良さと前向きな元気さが伝わってくる良いシーンです。

夕暮れになるとリリィ先輩とゆずちゃんも参加して
もっと賑やかになります。
ゆずちゃんはどんな時でも元気でその場を明るくしてくれますね。

翌日はローラちゃんのためにゆずちゃん達が用意した
めでたいたいラッピングトロッコで移動。

ここからが凄かった。

ゆめちゃん達のステージをこれまで何度も応援しに来てくれた
将来アイカツをきっと始めそうな小学生の沙綾ちゃん、夏奈ちゃん、すももちゃん、ステラちゃんを初めとする
これまでに登場したほぼ全キャラ、もしかしたら本当に全キャラが登場しているのでは無いかと思うくらい。
それくらいの多くのキャラクターが勢揃いして、
みんなで走行中のトロッコに沿線からローラちゃんに向けて声援を贈る!

みんなで応援するそのシーンはまさに何度でも見たくなる最終回!
このキャラクターはいつどんな登場した子かな、なんて楽しみ方も出来そうです。

これだけの数のキャラクターを登場させるのは制作としてもかなり大変だったはず。
それでも実現させた制作スタッフには作品への大きな愛を感じます。


最後のステージ、5人でのステージでは
5人全員が原点を思い出すマーチングコーデをセレクト。

曲は初代オープニングの「スタートライン!」

アイカツの楽曲は歌詞にもメッセージが込められていますが
アイカツスターズ!」が始まった頃に聴いた「スタートライン!」と
今改めて聴く5人ステージの「スタートライン!」ではまた印象が違うものに感じます。

客席に向けての全員で手をつないで最後のお礼の挨拶。そこから抱き合う5人。
このシーンに全てが詰まっています。


それぞれの場所でそれぞれのアイカツを頑張っているエンディングはセリフこそなくても
声が聴こえてくるようなシーンばかりで、今までの頑張ってきた姿を思い起こさせますが
Cパートでまさかのワールドアイカツカップ開催。

しかも各国の代表メンバーが見慣れた方々ばかりな上に
イギリス代表としてローラちゃんが日本代表のゆめちゃんと一回戦で対決!とまでは全く予想できませんでした…。

このイベントもきっと楽しいものになりそうなだけに
映像として見られないのは残念だけど、それはそれで想像が広がって楽しくもあります。

ゆめちゃんとローラちゃん、良いライバルですね。




アイカツスターズ!の放送が始まったのは2年前、2016年の4月。
その直前に「アイカツスターズ!」のTVアニメと
DCD(データカードダス)の情報が発表された時は楽しみ半分、不安もありました。

アイカツ」シリーズは最初の主人公であるいちごちゃんが美月さんに憧れてアイドルへの道に進み、
そのいちごちゃんに憧れて努力して勝ち取ったあかりちゃんへとバトンが受け継がれていき、
ずっと繋がっている歴史が積み重なっていく事がアイカツの良さの大きな部分だと思っていたので
アイカツスターズ!」でキャラも舞台も一新されると聞いてどうなるのだろうと。

一番初めに公開されたメインビジュアル、ゆめちゃんが右手を星に向けて手を伸ばしているそれをを見た時は
ゆめちゃんから感じる主人公らしい雰囲気が薄めかなとも思いましたが
アニメが始まってみるとどんどん成長していき、仲間と一緒に上を目指していく姿は完全に主人公でした。

髪型が変わったというのもイメージの変化の大きなポイントでしょうか。
アイカツ!シリーズで髪型が変わると言えばあかりちゃんを思い出しますが
ゆめちゃんも初期から髪型が大きく変わった主人公です。

初期はスッキリとしたツインでしたが
今では髪にボリューム感があってウェーブもおしゃれで豪華な感じになりました。

そのゆめちゃんと言えば、ライバルのローラちゃんです。
ライバルであり親友であり、一緒にアイカツをしてきた仲間です。

劇場版では本気のケンカもしてしまいましたが
それがあったからこその親友で仲良し、顔を近づけておでこタッチしちゃうくらいに。

アイカツに対してはストイックでありながら
「面白いじゃない!」と何でも挑戦する姿勢から
「めでたいたい」など面白いこともこなしてしまうローラちゃんが素敵。

ゆめちゃんとローラちゃんは「ふたりなら最強」であり
最初から最後までお互いが成長できる良いライバル関係でした。

それぞれのキャラクターのことを書き出すと終わらないくらい
どのキャラクターも魅力的な子で、それぞれ違う良さがありました。


2年という期間はやっぱり短かったです。

アイドル一番星になるために歩み始めたゆめちゃんが
1年でS4になり、2年で本当に頂点にたどり着きました。

一瞬で一気にゆめちゃんが上り詰めてしまったように感じるくらい
2年という期間は長そうでやはり短すぎる。

これだけの魅力も個性もあるキャラクターが揃っていれば
まだ1年くらい続けることも難しくなかったはず。

それでもアイカツ!シリーズは約2年おきくらいで
主人公もバトンタッチしていっているので仕方ないのでしょう。

メインターゲット層の子どもたちも2年あれば成長してしまいますし…。


最初は半分不安だった「アイカツスターズ!」も終わってみれば
立派な「アイカツ」でした。

魅力的なキャラクターと奥が深いストーリー、
思わず口ずさみたくなる楽曲とクオリティがどんどん上がっていくステージ。

いちごちゃんから始まったアイカツのバトンは
アイカツスターズ!」でもしっかり受け継がれています。


アイカツスターズ!」は3月で終わり、
4月からは新たに「アイカツフレンズ!」が始まります。

アイカツフレンズ!」ではこれまでに無いくらい大きな変化もあって
その1つが楽曲をキャスト、つまりキャラクターの声優が歌うようになります。

さらにはこれまでの「アイカツ!」シリーズはアイドル学校の生徒として
レッスン以外にも様々な仕事をしていたのですが
今回は芸能プロダクションという要素も出てくるようです。

他にも主人公が2人、ダブル主人公だったり、
それによって基本的に主人公以外も2人ユニットで活動する事になるみたいです。

また、DCDではユーザーデータ保存用のカードをこれまで「学生証」と呼んでいたのを
アイカツパス」と改められるなどアイドル学校要素がこれまでより薄くなるのかも。

これまでの「アイカツ!」シリーズと変わらないところもあれば
初めて変更されるところもあるなど「アイカツフレンズ!」がどう展開していくのか4月から注目です。



アイカツ!」から「アイカツスターズ!」、
そして「アイカツフレンズ!」へと変わる「アイカツ!」シリーズ

1年後、2年後に良かったと思えるような作品を
「これもアイカツだね!」と言えるような作品に「アイカツフレンズ!」が広がっていくことに期待しています。

そしていつか「アイカツ!」「アイカツスターズ!
アイカツフレンズ!」のアイドルたちの共演が見られますように!



アニメ『アイカツスターズ!』
 アニメ『アイカツスターズ!』1年目