突然のハナの別れをハナ自身も
他のよさこい部のメンバーも自然に受け入れてしまっていましたが
やっぱり最後はハナが来てくれました!
11話の時にも書いたように
通常このシチュエーションでは空港での引き止め成功が物語の鍵になるのがセオリーですが
この「ハナヤマタ」では本番2日前、ハナはアメリカに帰ってしまっていた状況で
歌の完成CDをなる達メンバーが届けた時に状況を把握してくれて、
さらにハナの母親に伝えてくれたハナの父親が、今回のファインプレー、MVPだと言っても全く過言ではないでしょう。
なるの父親にも本番当日になりましたが、今まで言えてなかったよさこい活動の事を打ち明けましたし
通常は物語のストーリー進行にはノイズになりがちな「親」という要素を忘れずに使っているところは良いと思います。
さらにはヤヤについても、
物語序盤で解散してしまったバンドNeed Cool Qualityのメンバーが会場に来てくれて応援してくれていたりと
微妙な空気で解散したまま投げっぱなしにならずにまとめてきたところも評価できると思います。
本番のステージでは、最近のアイドルアニメにありがちな
ステージ上のシーンだけかなり気合の入った作画というわけではありませんでしたが
それは悪いというわけではなく不自然さの無いステージという意味では自然で見やすかったです。
そして間に合うかどうかの本番ギリギリのタイミングでのハナの猛ダッシュ!
いつかの警察の人のまさかの再会と手助けもあり、よさこい部の演技はすでにスタートしてしまっていたものの
文字通りの飛び入り参加を決めるまでのこの一連の流れのスピード感はまさに最終回!という感じで、熱かったです。
全速力で走りながら衣装を着て、
なるの投げた―優しいトスで―鳴子を受け取ってステージに飛び乗ったところのハナはとても格好良かったです。
30分近くかそれ以上ずっと走って、そのまま歌って躍るハナの体力は
冷静に考えて恐ろしい物がありますが、それもハナらしいということで。
きっと最後も多分ハナはまた日本に居られるようになったはずだし
とても綺麗なハッピーエンドでした。
全12話、最終回でした。
「よさこい」という今まであまりないテーマで描かれた作品、アニメでしたが
キャラクターが可愛いこともあり、知識が無くても受け入れやすく
さらには全体的に色も鮮やかで綺麗で美しかったです。
物語の途中ではいくつかトラブルや問題も起こりましたが
基本的に1話のうちに解決するため、見ていて暗い気持ちになることもなく
全体的に楽しく見ることが出来たのもポイントです。
劇中で使われた音楽は決して多いわけではありませんがいい曲が揃っていて
最後のステージでも使われた「花ハ踊レヤいろはにほ」や
最終話では「“ハナヤマタ”ver.」として流れたエンディング曲「花雪」など
どちらも力強く可愛くて素晴らしい曲だと思います。
本番で使われた衣装も、みんなで見つけてきて、手直しして
ロゴを考えたりと頑張って作っただけに、その手作り感がリアルなのが良いですね。
物語全体を通して大きく成長したなるはもちろん、
ハナを始めとしたよさこい部の笑顔がとても印象的なアニメでした。
「ハナヤマタ」、楽しかったです。
<公式サイト>
ハナヤマタ TVアニメ公式サイト
なるアプリ - スペシャル | ハナヤマタ TVアニメ公式サイト
ハナヤマタ よさこいLIVE! | バンダイナムコゲームス公式サイト
※ゲームではアニメ最終話でも触れた『文化祭』の話が描かれています!11月13日発売!
ハナヤマタ公式★ヤヤキャラソン発売★(@hanayamata_PR)さん | Twitter
"【ハナヤマタ?組目、ありがとうございました!】最後までご覧頂いた皆さま、ありがとうございました!"
<関連エントリ>
[ハナヤマタ] - 深夜アニメ実況の果て