探偵歌劇ミルキィホームズ TD 12話「The detective of the Opera」（最終話）

最終話です。

「ミルキィTD」はTVアニメシリーズとしては第4期シリーズになり、
今までとは方向性や最初の設定が少し今までと違うミルキィとしてスタートしましたが
実際に見てみるとギャグ多めのノリは変わらず、いつものミルキィが残っていました。
とはいえ最終話である第12話ではエレメントと取り返した茉莉音の復活ライブがあっただけに
ミルキィなのに何やら良い話だったようにも見えました。ミルキィなのに、なのに。

やっぱり歌とライブの演出がアニメで使える威力は大きいです。
それだけでも「探偵歌劇」として茉莉音をメインキャラに加えた意味があります。

これまでのアニメ「ミルキィホームズ」は
Alternativeシリーズを除けばトイズ無し、もしくは
十分に使えない状態のミルキィホームズが描かれていただけに
「TD」でのトイズの使える探偵としては優秀で、
ギャグも今までの"カオスさ"に比べれば抑えめなのは人によっては物足りなさを感じる方も居るかもしれませんが、
自分としてはトイズの使えるミルキィを見てみたかったので楽しかったです。

ギャグも、今までのアニメ化であまりにもカオスすぎて収拾がつかない事態を続けていただけに
「TD」での、これくらいのギャグだと見やすくなってよかったと思っています。

アニメ第3期シリーズ「ふたりはミルキィホームズ」に続くアニメ化ということで
今回はフェザーズであるカズミとアリスの2人も
アニメ本編に登場しているというのも「TD」の大きな特徴の1つではないでしょうか。

「ふたりはミルキィホームズ」でもアリスとカズミの攻撃に適したトイズを駆使して
それまでのミルキィ4人に比べればかなり優秀な活躍をしていたのですが
「TD」ではその優秀さを残しつつミルキィに良いように使われていたような気も・・・。
でもピンチの時にフェザーズの2人が助けに来てくれたおかげで
エレメントを取り返せたシーンもいくつもありました。

しかし「ふたりは」の時と違い今回はミルキィ4人がメインの「TD」ということでギャグも要求されます。
そのターゲットのなったのがフェザーズの活発な方、カズミちゃん。
最初に事件が発生した時に誤認逮捕されたり、アイドル好きを発揮して茉莉音ちゃんのライブで大はしゃぎしたりと
フェザーズのギャグ担当を1人で引き受けていました。
最終話の復活ライブでもそれは健在で、カズミちゃん最後までお疲れ様です。

そんなカズミちゃんを眺めながらも
あまり深く触れようとしてないアリスちゃんとの光景で
また新たなフェザーズの魅力が見えた気がします。
次はもっと登場時間を多めにしてフェザーズの活躍が見てみたいです。

ミルキィ4人、フェザーズ2人、茉莉音ちゃん以外で活躍していたのが忘れちゃいけないのが美樹です。
エンディング映像や序盤の話から存在は目立っていたのに、
物語の核心に関わってきたのは終盤になってから、さらには最後はステージ上には居ないということで
かなり辛い役回りとも言えそうですが
キャラデザも中津さんボイスも合わせてかなり気になるキャラクターでした。
中津真莉ちゃんと2人で活躍するシーンをまた見れたら嬉しいです。

アニメの内容以外の部分では、
無関係な事案によるタイミングの不運さにより、第5話の放送が延期、
7話と8話の間に5話が挿入されるという事態になりましたが
ミルキィだけにアニメの進行そのものには致命的となるような大きな影響を与えず
最終話までしっかり放送されたのは不幸中の幸いだと言えそうです。

という感じでアニメシリーズも4期に突入して
また新たな方向性を示したアニメ「ミルキィホームズ TD」。
公式で話題にあがっている実現するかはまだ分からない映画化企画の話もありますし、
この勢いで行けばまた新しいアニメも作られる可能性は十分ありそうです。
その時はどんな「ミルキィホームズ」を見せてくれるのでしょうか。楽しみです。

＜公式サイト＞
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