劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を見てきました。

2023年は映画が2作品も続けて公開されるなど、まさに「青ブタ」の年

今年6月の『おでかけシスター』に続いて
もちろん12月1日から上映が始まった『ランドセルガール』も前売り券を購入して見てきました!


6月に公開された映画「おるすばん妹」が
かえでと楓が頑張る物語だとすると
「ランドセルガール」は咲太が頑張る物語と言えるでしょう。


突然、誰からも認識されなくなる経験は
麻衣さんのケースも含めると何度も見てきてその対処法を知っている咲太とはいえ
誰かに1人にでも認識してもらうことで抜け出す方法が今回は通用せず
普通に考えるともっと動揺してもおかしくないところを
冷静に状況を分析して自力で原因と解決法に辿り着こうとするところが咲太らしいといえば咲太らしい。

楓が学校生活や受験だけではなく母親とも再会するなど
これまでの事を思うととても大きな一歩を歩み始めたのに対して

咲太も楓のために、という事情こそあったものの
無意識に母親との距離が開き、見ないようにしていた。

そこに今回の思春期症候群の原因があると
自らそれを認めるというのが簡単そうで難しい。

今の世界線ともう一つの理想の世界線
その世界からの脱出をランドセルガール、ちっちゃな麻衣さん(に似た子)に手伝ってもらったからこそ
咲太も気持ちを保つことが出来たし、状況の解決にたどり着けたのだと思うと
咲太にとっての麻衣さんの存在の大きさというのを改めて感じます。


そして今回も、前作「おるすばん妹」に続いて
エンドロール後のラストで次回作に続くシーンも流れました。

咲太の中学時代のクラスメイトの赤城郁実や、
複数の未来を知る翔子ちゃんすらも知らない謎の存在、謎のネットシンガーの霧島透子。

どちらも次の物語の重要人物となるキャラクター

翔子ちゃんは霧島透子の事と
療養のために沖縄に引っ越すことをバイト先のファミレスまで来て咲太に伝えてくれました。

「ランドセルガール」での翔子ちゃんの出番はこれのみ。

そして沖縄に行ってしまうので
これ以降の出番というのも残念ながらしばらくは期待できません。

連絡は取り合ってくれると約束しましたが
それでも翔子ちゃん、翔子さんが居てくれた安心感は大きく
ヒロインの1人としても遠くに行ってしまうのは寂しいです。

また元気な姿で、いつもの翔子ちゃんらしい笑顔を
咲太に見せに帰ってきてくれることを楽しみにしています。


というわけで次回作は
原作では第10巻にあたる「大学生編」のアニメーション化が
「ランドセルガール」の最後で告知されました。

これまでの流れから考えると
こちらもTVアニメシリーズではなく劇場版アニメになりそうです。

「バニーガール先輩」から始まったTVアニメシリーズが2018年、『ゆめみる少女』が2019年、
そこから少し時間が開いて、『おでかけシスター』と『ランドセルガール』が2023年に公開、
そして現時点での原作最新刊が第13巻だと考えると次回作の公開は少し先になるでしょうか。

何れにせよアニメーションで続きが見られるのは嬉しいです。
楽しみに待つことにします。


映画青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』
2023年12月1日上映開始
上映時間:75分
<公式サイト>
劇場アニメ「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」公式サイト