神田川JET GIRLS 12話「私たちのジェットレース」（最終話）

最終話です。

これまでのレースでは1対1しかありませんでしたが
6チーム、6台同時レース良いじゃないですか！

一気に6台が駆け抜ける映像は迫力は大幅アップですし
戦略の幅も増えてジェットレースの面白さが伝わります。

同時に制作の負担も大幅アップになっていると思いますが…

そういう意味では年末年始で1週休みになって
最終回に備えてしっかり作っていただけたのは良かったのかなと。

そして今回のレースで忘れちゃいけないのが
凛ちゃんとミサちゃんの仲を近づける最後のパーツとも言える
チームの仲良しマークがついにオルカーノに貼られたこと！

オープニングでは以前からオルカーノの貼られたチームロゴは
2人仲良しマークだったので本編での登場は本当に待たされました。

楽しみにしていたエンディング最後での
少しずつ完成に近づいていた仲良しマークも完成版に！！！

これで凛ちゃんとミサちゃんの距離は一気に近づいたはず。

ついでに何故かここまで存在感はあったのに
一度もレースでは走っていなかったギャルコンビが
最終回にして初めての出走となりました。

本当に強かったんですね、ギャルコンビ…

一瞬で終わってしまったような感覚ですが
最終回はレース要素もたくさんあって面白かったです。

全12話が終わりました。

キャラ原案が鳴子ハナハルというだけあって
深夜アニメらしいサービスカットも数多くあり、
レース中にも謎の発光が頻繁ありましたが、
それ以外の部分、
ジェットレース単体で見てもなかなか面白かったんじゃないでしょうか。

まずキャラクターについては
最終戦に出場した6チーム12人が主要登場キャラとなり
それ以外にも出場チームは存在しますがアニメでは実質居ないも同然の扱いに。

ただその12キャラクターはとにかく個性が強い。

一番普通なのが主役ペアとなる凛ちゃんミサちゃん、
凛ちゃんは主人公らしく可愛く元気で、身長も148cmと少し小柄ですが
168cmのミサちゃんと並んだ時のバランスが抜群！

キャストの篠原さんボイスがピッタリで
凛ちゃんの元気で可愛い要素がしっかり表現されていました。

不器用なミサちゃんのパートナーには
凛ちゃんみたいな性格の子が一番ですね。

パン・ツウィとパン・ティナのヘルズ・キッチンは
双子のアイドルということでベタベタなアイドルアピールを常にしていて
もっと性格の悪いアイドルキャラにもなりかねないところ、
会話してみると普通に良い子なんですよね。

ギャルコンビのMKHUも少し懐かしさすら感じるくらいのギャルさで
仲良く慣れるのかすら心配なレベルのギャル感でしたが
この子たちも普通に良い子で、凛ちゃんとは良い友達になっていました。

最初に凛ちゃんたちと仲良くなった雲海SURFERSの
ジェニファー＆エミリーの溢れ出るエセ外国人感（アメリカ人です）も
なかなかの色物に見えますが、まだ街に不慣れだった時期に積極的なコミュ力に救われた部分も。
その後何故か凛ちゃんのファンになってくれていましたが…

とにかく、個性は強いけどみんな良い人ばかりなんです。この作品。

そしてこの作品はジェットレースがテーマの作品。

この作品でのジェットレースの特徴として、
ジェットマシンを操縦するジェッターとウォーターガンを使うシューターの2人ペアのチームであること、
そして一発逆転のブースト機能があります。

これらの基本設定は当然ゲーム版と同じで
最終回ではその面白さがしっかりと伝わったのではないでしょうか。

決勝レースでは6チームが同時に走ることで
軽量で加速は良いがトップスピードが劣るヘルズ・キッチンのLes Soeurs SLや
逆に加速は悪いがトップスピードが速いDRESSの珠風など
チームごとのマシン性能も反映されていて、
ブーストの使い所などの戦略性もあって
今までのレースの中で最もゲーム版のようなジェットレースの面白さが表現されていたように思います。