プリンセスコネクト!Re:Dive Menu 13「ロストプリンセス~皆の笑顔を添えて~」(最終話)

最終話。

突然飛ばされた先の城にて
これまで明かされなかったペコリーヌの本名が明らかに

同時に全てを奪われたペコリーヌの経緯も

それでもコッコロやキャル、騎士くんと出会って
いつも笑顔で、いつも美味しそうに食事して、
いつも離さないようにギュッと抱きしめてくるペコリーヌが愛おしいです…

ペコリーヌの名前と地位の全てを奪われてしまった問題は
アニメの中では解決しませんでしたが
強力な大型モンスターを4人で強力して戦うシーンは
それぞれ完璧な連携と一撃で迫力もあって格好良かったです。

その直前では騎士くんとラビリスたの関係も少し触れられましたが
それ以上の詳細は次に持ち越しですね。


姫としての地位を奪われましたが
街の人には慕われて、仲間に囲まれて、ギルドを結成して

ギルド美食殿の活動目的である美食の探求のために
今日もペコリーヌに振り回される事になる3人とペコの笑顔が素敵な最終話でした!

そして最後のエンディングに使われた曲は「Connecting Happy!!」
原作ゲームでもエンディングに使われているこの曲は明るくて元気で楽しい曲なので
エンディングにぴったりな選曲ですね。





全13話終わりました。

CygamesとCygamesPicturesの本気を見た、
「プリコネR」のTVアニメ化は、まさにそのような感じ。


ゲーム「プリコネR」は既に人気作になっている事もあり
十分な予算と時間をかけてTVアニメも制作してくる事が予想できましたし
CygamesPicturesはクオリティを重視する自社アニメ会社なだけに
放送が決まった時点で品質は何も心配していませんでした。

それでも一番どうなるか心配したのがシナリオ面でしたが
基本はアニメオリジナルとしながらも大きく見ると原作ゲームから外れること無く、
同時にアニメから入った人でも楽しめるような内容になっていたのは、本当に見事でした。

コッコロのスタンプカードもその要素の1つ。

比較されることもある同じくCygamesが原作の人気ゲームをTVアニメ化したグランブルーファンタジーでは
どちらかと言うとシナリオが原作ゲームファンに向けた内容になっており
アニメから入った人が置いていかれやすいシナリオになっていたと思うのですが、
その点がアニメ「プリコネR」では考慮されたのか、ゲーム派もアニメ派も同時の楽しめる内容になっていたのです。

アニメオリジナルシナリオ、
個性が強すぎるアニメオリジナルキャラクター、
それを織り交ぜつつ原作ゲームファンも楽しめる内容を作るのはそう簡単な事じゃないはず。

アニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」の監督でもある
金崎監督の特徴を存分に活かした結果も効果あったのかもしれません。



スマホ向けゲームをアニメ化する際に
他に判断が分かれるポイントとしては
どのキャラクターを登場させ、どのキャラクターを登場させないのか問題。

アニメ「プリコネR」ではオープニングには登場しているのに
アニメ本編には結局登場すらしなかったキャラクターもいます。

そのくらい大幅に登場キャラクターは削られているのですが
毎回のようにギルドごとに新たなキャラを登場させているので
アニメとしての形を壊さない程度で登場させられるキャラ数はこれくらいが限界なのでしょう。

人気の高いリトルリリカルの3人や、プリン大好きミヤコは登場しましたし
登場したキャラとしてもある程度バランスも取られていたように思います。

ハツネとシオリのストーリーも忘れずにあったのには満足です。

それにセリフこそなかったものの全話登場したアユミちゃん、
まだ全て見つけていないという方はアユミちゃん探しゲームをしてみると面白いですよ!


逆にメインキャラであるはずのユイ、ヒヨリ、レイは
オープニングや本編中の回想に文字通り一瞬だけ姿が映るのみでしたが
メインストーリーのど真ん中に大きく関わる存在なだけに
アニメではそこまで触れる時間が無く、このような扱いになったのでしょうか。

メインキャラなだけに一言くらいセリフ付きで登場してくれるものと思っていたので
この点は心残り、残念ではあります。


そして忘れてはいけないのがアメス様。

アニメ放送前にアニメ版のみキャストの変更が発表され(変更理由こと明らかにされませんでしたが)
ゲーム版の相坂優歌からアニメ版では高橋李依へと変更になりましたが
一言目から全くと言っていいほど違和感がなかったのには驚きと同時に高橋李依さんの高い技術力を感じました。



音楽面では、オープニング主題歌にゲーム主題歌でもある「Lost Princess」、
エンディングには新曲の「それでもともに歩いていく」を使用。

最終話のエンディングにはゲームのエンディング主題歌でもある
「Connecting Happy」となっていました。

ゲームでは毎月1曲のペースで新曲が発表されている「プリコネR」なのに
アニメの主題歌が何故ゲームと同じなんだろうと最初は思っていましたが
ゲームをプレイしたことない人でもCMで聞き慣れた「Lost Princess」の良さを
改めて伝える意味でも今ではアニメ主題歌に採用したのは正解だったのかなと思うようになりました。

主題歌以外にも作中のBGMでもゲームの音楽をそのまま使っている場面が数多くあり
アニメRPGでもある原作ゲームの高いクオリティの素材を上手く活用していたのでは無いでしょうか。



ゲーム「プリコネR」はメインストーリーも格好良かったり深かったりするので
その面はTVアニメではあまり多くは取り上げる事はありませんでしたが
それは前述の通りTVアニメ化するにあたりのバランスを取った結果でしょう。

それはユイたちの関わる部分だったり、騎士くんやこの世界のシステムの秘密だったり、
大きなスケールの様々なストーリーがあるのですが
1クール13話と言う決められた時間の都合上そこまで要求するのは難しい…

ならば2期でしょう!

TVアニメ「プリコネR」はほぼ間違いなく第2期シリーズがある気がします。

アニメから入った人にとってもこれだけ話題になって
これだけ楽しませてくれたのですから、きっと間違いなく。

なので第2期が発表され、放送される事になった時には
ペコリーヌたちの新たな物語と同時にユイたちの登場できなかった子たちのストーリーにも期待をしたいですね。


TVアニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive」、とても素晴らしいアニメでした。


<公式サイト>
アニメ「プリンセスコネクト!Re:Dive (プリコネR)」公式サイト | Cygames

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