放課後ていぼう日誌 れぽーと12「これから…」(最終話)

前回は疑似餌を使って
一匹も目当てのキスを釣り上げることが出来なかった陽渚ちゃん

なぜ釣れなかったのか、どうすれば釣れるのか
自分で考えて、実践する陽渚ちゃん

今までは基本的に教えてもらうばかりだったけど
今回は水中でエサがどうやって動くのか、キスがどうすれば食いついてくれるのか、
何度も自分で考えて、試してみて、そして考えて

疑似餌のパッケージの裏に
正しい使い方が書いてあった事は見なかったことにしつつ…

釣りは完全な初心者だった陽渚ちゃんが
釣りの楽しさを知り、釣りの奥深さを知り、
こうやってどうすれば釣れるのかを
自分で考えて実践できるまでに成長したのは感慨深いものがあります。

その様子を部長は何も言わずに後ろから見守っているのも良いですね。


Bパートでは陽渚ちゃんが最初に入りたかった手芸部
もう入るつもりは無いのか、何故入らなかったのかの謎が明らかに。

さすがに手芸部が男子生徒だらけだなんて予想出来ませんよ…

本当は手芸がしたかった陽渚ちゃんも
これでは手芸部に入れないにも納得です

でも今回は、ていぼう部の部員みんなで手芸部の活動が出来て、
いつもは釣りを教えてもらう側の立場の陽渚ちゃんが
反対にみんなに手芸を教えてあげる立場になったのも、ほっこりです。

釣りこそしませんでしたが、
それぞれの関係性が親密になったのを感じさせてくれるシーンでした。


エンディングからCパートにかけての映像では
アニメ本編中では幻に終わった水着シーンも想像の世界だったものの
ここに来てついに一瞬だけ解禁!

釣りとの両立も出来ますし
いつか1話まるごと使った水着回を見たいものです。




全12話、終わりました。

女子高生と釣りがテーマの日常系アニメということで
4月から放送が始まった「放課後ていぼう日誌」

しかし世間の感染症の情勢により
わずか3話で放送中断に

7月には第1話から改めて放送再開したものの
同月に発生した九州地方の豪雨被害により
作品の舞台である芦北町が甚大な被害を受け、作者も被災する事態に。

しかしそんな苦しい状況の中にあるからこそ
「放課後ていぼう日誌」が描く楽しくてのどかな日常シーンや
作中で描かれる美しい風景に癒やされたり力を貰った人も多かった。

1日も早く美しい芦北町と地元の方の日常を取り戻して
いつか「放課後ていぼう日誌」のイベントなんかも開催して欲しいですね!

「放課後ていぼう日誌」では被災した芦北町、熊本県のために
ふるさと納税の返礼品に「放課後ていぼう日誌」のグッズを用意する事を
9月22日のアニメ最終話の放送直前特番にて発表しました。

既に開始されている義援金ふるさと納税を通して
多くのファンが声が地元に届いているという話も目にします。

グッドスマイルカンパニーから発売予定の「ねんどろいど 鶴木陽渚」でも
商品を1個購入につきチャリティとして芦北町への寄付をすることも既に発表済みです。

義援金ふるさと納税は難しい、と言う方でも
色んな支援の形があるのはありがたいことです。

作品が繋いだ芦北町の美しい風景とファンの関係性が
もっともっと長く続いていくと嬉しいですね。

【令和2年7月豪雨災害】「義援金」、「寄附金」でのご支援をお願いします|芦北町
ねんどろいど 鶴木陽渚

作品の中では他にも日常アニメでありながら
何度も釣りのマナーや現実として起こっている問題を分かりやすく伝えるシーンが多くありました。

昨今様々なテーマを使った日常系作品が多くありますが
ただ楽しむだけじゃなく、マナーや思いやりを持って楽しむ事を伝えてくれるのはとても大事。




さて、ではキャラクターについて

とにかく陽渚ちゃんがいい味を出していた!

通常この手のキャラクターだと陽渚ちゃんは
何事もそこそこ普通のスペックで、普通にこなしちゃうタイプに見えるのに
勉強は苦手、あまり深く感がないタイプなのは意外でした。

見た目は勉強できなさそうな夏海が勉強出来るキャラだなんて
今でも何かの間違いなんじゃないかと思えるくらい

黒岩部長はダラっとして、すぐ何か企んでいるようなタイプなのに
ちゃんと教える時は教えて、待つ時は待つ、実はしっかりした人でした。

料理の腕が完璧で、泳ぎは残念な大野さんは
そんな黒岩部長とのバランスが見事にピッタリ

たった4人の部なのに全員の個性が強すぎるのに
並ぶと何故かバランスよくなるのは不思議な感覚。

部員だけじゃなく顧問も相当ヤバい感じですが
陽渚ちゃんのハマグリの恨みは忘れないから!


1クール12話アニメでありながら
終わってみるとアニメ放送開始から半年の付き合いとなった
アニメ「放課後ていぼう日誌」

見ていると久しぶりに釣り竿を持ち出して
天気のいい日に釣りがしたくなってくるような
釣りの楽しさを伝えてくれたと同時に
日常アニメとしての見ているだけで
どこか温かい気持ちになるような素敵な作品だったと思います。

釣り、良いですね!


<公式サイト>
TVアニメ「放課後ていぼう日誌」公式サイト


<関連リンク>
TVアニメ「放課後ていぼう日誌」と一緒に遊漁のルールとマナーを学ぼう:水産庁
遊漁のルールとマナーについて(TVアニメ「放課後ていぼう日誌」とのタイアップ) / 熊本県
芦北舞台の人気釣り漫画 復興に一役 餌箱や塩せんべいにイラスト|【西日本新聞ニュース】
【九州豪雨】「描かれた風景取り戻す」 被災した釣りアニメのモデル地、再興誓う(1/2ページ) - 産経ニュース

<関連エントリ>
放課後ていぼう日誌 カテゴリーの記事一覧 - 深夜アニメ実況の果て。