姉、ゼルエルの襲来に備えて
駄天したガヴと天使なガヴが入り乱れるカオスな最終回。
まずは妹というポジション、妹というキャラクターを活かした作戦に打って出たガヴは
懐かしの天使スタイルに下界文化の可愛さをプラスしたまさに天使さ。
これはこれで最高なのですが
さすがは姉、この程度は簡単に見破れるそうです。チッ
これによりしばらく連れて行かれた末に再び現れたガヴは
下界に来たばかりの時のように見た目だけではなく言動、行動全てが天使。
本当に更生されてしまったのか
それとも噂通りの集団催眠なのではなかろうかと言うくらいの天使。
清潔感があって率先して人のために行動し、髪も跳ねてない。あと光ってる。
しかしこれも結局はバレてしまうわけですが
最終回らしくオーバーなくらい天使と変わらない親しみやすい駄天したガヴが見られる楽しい30分間でした。
振り返ってみると1話から最終話まで
見事に安定感のあった作品でした。
物語は基本はガヴを含めたヴィーネ、サターニャ、ラフィエルの4キャラで進行することで
それぞれ濃すぎるくらいの個性を余すこと無く表現されていて
見ている方も分かりやすく素直に楽しめたのが大きいと思います。
時折見ることが出来た天使なガヴと
下界に染まって駄天してしまったけど楽しいガヴ、
どちらも可愛くて楽しい、憎めないキャラクターの持ち主。
ヴィーネちゃんは天使のような考えや行動をしているのに悪魔というギャップが良く。
残り3人が自由なキャラばかりなので真面目で常識的なヴィーネちゃんの存在はとても大きかった。
サターニャはボケ担当、オチ担当。お約束担当。
毎回犬にメロンパンを取られるのは少し可哀想に思う瞬間もあるけど
使い魔にしてあげるなど犬とも友好的で、友達に対しても本当は友達思いな一面も感じられます。
ラフィエルは簡単に乗ってくるサターニャをいじって楽しんでいる
しかし自分の手は汚さない。敵に回したくない悪魔のような天使。
メイン4キャラの中でも最も謎の多いキャラクターだったのではないでしょうか。
他にも終盤で登場して、あまり出番こそは無かったのですが
どこから見てもまだ闇に染まっていない天使な天使、タプリスちゃんや
最終回でも出番のあった委員長など、登場するどのキャラも楽しくて良いキャラばかりでした。
深夜アニメでは恐らく初めての主演となった富田美憂さんの演技も素晴らしく
毎週聞き慣れた演技とはまた違う(本人曰く地声に近いらしい)ガヴの声も良いものでした。
可愛い(天使)とダラダラ(駄天使)の切り替えは見事です。
変わった点としてはこの作品、Blu-rayが1巻につき4話収録の全3巻というところです。
通常の深夜アニメは1巻につき2話程度しか収録されておらず
買うのも見るのも正直面倒なのでこの形式が上手くいって広がって貰えれば嬉しいです。
TVアニメ「ガヴリール・ドロップアウト」、
事前の期待通り、いや期待以上に楽しめました!
<公式サイト>
TVアニメ「ガヴリールドロップアウト」公式サイト
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[ガヴリールドロップアウト] - 深夜アニメ実況の果て