レガリア The Three Sacred Stars 01話「姉妹」(復活放送) + 変更点を確認してみる。

約1ヶ月の休みを経てようやく復活しました。

当初、休止が発表された時は放送済みだった1話〜4話については
復活放送時には同じものをそのまま放送するものと思っていたのですが
どうやらそうではなく、その1話から4話についても細かい修正や追加要素があるようです。


実際に復活放送1話を見てみると以前よりも分かりやすくなっているように感じました。

例えば画の見せ方、カットだったりキャラクターのセリフが
今まで曖昧にしていたような部分を視聴者に説明したり感じ取りやすく再構成されているように思います。


では、具体的に見てみると、
まずすぐに分かるのがの冒頭のシーンです。

アレクトの暴走シーンから始まる部分で初回放送時には無かった、
ヨハンの『もうすぐ見られるよ、ルクスの力がね』といったセリフや、
1話でのセリフは食べているシーンのみだったはずのサラ、ティアに
『レナどうしちゃったの?』というセリフが追加されています。

初回放送時はセリフが少なく視聴者がよく分からないまま
とにかくアレクトが暴れているだけだったのが
これらの新規収録のセリフを追加することにより前よりもキャラクターの立ち位置や
状況がイメージしやすくなったのではないでしょうか。


もう少し見てみますと、
実はサブタイトルの表示が出るタイミングも修正されていたりします。

初回放送時はAパート始まってすぐにサブタイトルである「姉妹」の表示が出ていたのですが
復活放送ではそのタイミングでは「エナストリア皇国」と表示、
その後、ユイの待つダイニング(キッチン)が映ったところでサブタイトルを表示する形に変わっています。

これは恐らく冒頭の暴走シーンが「リムガルド」での出来事だったのに対して
ユイたちが居るのは別の「エナストリア皇国」だということを明確に視聴者に伝えるためと思われます。


では他の場面はどうでしょうか。

レナの目の前に突然現れたケイの登場シーンでは
セリフの微調整が行われています。

ケイのセリフ、
『レナにも大切な人が出来たんでしょ?12年前にリムガルドで何があったか知ってほうがいいよ。待ってるね。』
復活放送では、
『12年前にリムガルドで起こった事をこの国でも起こしたくないでしょ?レナにも大切な人が出来たんだよね?待ってるね。』に変更されていました。

これも視聴者がまだ知識が少ない状態で見た時に
「リムガルド」と「この国」(=「エナストリア皇国」)を誤って同一だと思わないように調整した結果なのかもしれません。


ガリアギアの使い手との戦闘シーンでもセリフの変更がみられます。
敵がレナに対して「人?んなの知るか!俺はいまやりてえんだよ!」と敵らしい事を言っている部分では
「人?んなの知るか!なんならこの街の人間全員殺したって構わねえんだぜ?」と、よりヤバい感じに変更。

レナが人が居るから別の場所に移動しようと提案したのを突っぱねるシーンなのですが、
この変更により、大事なエナストリア皇国の国民に対しての危険、敵意に、
レナが静かに怒ってこの場で(仕方なく)戦うことを決意する動機がより明確になっています。

今後の第4話でも見られるような
意外とすぐ我慢しきれずに怒ってしまうレナの性格なのかもしれません。


1話Aパートだけで簡単に見て気付いた範囲でもこれだけの変更点があることから
2話以降の修正点も多くなりそうです。

次の戦闘シーンであるマジシャン風のレガリアギアの使い手とアレクトのバトルでは、
苦戦しながらもアレクトが激しく動いていたものの、
肝心のセリフが少なめで、1度見ただけでは戦況が分かりにくく感じたので
復活放送版としてセリフの追加を中心に多くの変更点があるのではと予想しています。


異例の1ヶ月休止という形になってしまいましたが
通常ならそのまま押し切って放送するところを
より良い作品を作るために制作側が頑張っている意志は伝わってきました。

2話以降、5話以降もキャラクターの可愛さと手描きのロボのバトルを活かした
面白い作品になることを期待しています。