彼女がフラグをおられたら 13話「彼がフラグをおられたら」(最終話)

あの状況でどうやれば終わるのかと思いましたが
何とか形としてはまとめられたようです。

みんなが颯太を助けに来てくれたおかげでラスボス化した敵を倒すことが出来、
ついでにプレミアム・アンブリエル号でのラプラスの魔との出会いと
死亡フラグを引き受けた状況も明らかに。

ラスボス戦では菜波の主人公っぽさや、魔法使い姿の茜がよく似合っていり
白亜バーサーカーではなく銀の姫としての登場だったりと結構見どころがありました。

そしてラプラスの魔と色が違う程度でよく似ているのですが
話し方は全く違うようです。

もう一度元の世界に戻ってきてからは
まさかまたいちからヒロイン攻略しなくちゃいけないのかと、
セーブデーター消えたくらいの感覚になりましたが
どうやら簡単に思い出して貰えるみたいなので安心。
でも時間は颯太の入寮時からのようなので記憶の整合性とかどうなるのでしょうか。

最後はさすがのメインヒロイン! 完璧な笑顔でした、菜波さん。




全12話の放送が終了しました。

原作最新刊でアニメの続きが読める、ということで
アニメでは一気に既刊の内容を消化したわけで
かなり内容としても削った部分があるようです。

原作者いわく、
第12話でも「深雪や芹香がしれっと登場」していたりと、突っ込みどころも。

実際には、芹香も当然ながらクエスト寮に入寮しているのですが
その辺りの解説がアニメでは無かったりするため、
原作未読のアニメ組としては違和感が拭い切れない感じです。

プレミアム・アンブリエル号や七徳院など、あちら側の世界の話が表に出てきてからは
視聴者も理解するのに大変だったかも知れませんが
しっかりアニメを見ていれば完全では無いものの何とか話を理解できる程度には
アニメにも情報は詰まっていたと思います。

普通のハーレムモノと見せかけて実は・・・、というのも狙いで作品の特徴ということもあり
この部分に対する感想は制作側の狙い通りとも言えそうです。


登場キャラクターについてもこの作品の最大の特徴。
なんとヒロインの数が恵とロボを含めると12人!

最近のアニメでこの規模のヒロインを揃える作品は希少なため
これだけでもインパクト十分。

菜波はメインヒロインながら
アニメ本編中ではほとんどの場面でそれらしさを発揮できずにいて
それがまた自由で楽しいヒロインでした。
しかし、それにしてもまさか菜波が姉キャラだったとは…。全く気づきませんでした。
ポテンシャルの高いヒロインです。

は最初に攻略済みフラグを立てたヒロインということもあり
菜波に負けないくらい、むしろほぼ勝ってると言えそうなくらい
ヒロインとしての仕事をしていたように見えます。
最後までふわふわでしたです。です。

菊乃はお玉を持っているのに何故か菜波のことが明らかになるまでは
唯一の姉ポジションヒロインとして活躍していました。
他のヒロインと颯太が仲良くしていると嫉妬ではなく喜んでいたりと
他とはまた違う視点のヒロインでした。

は男の娘なのか女の子なのか。
どっちやよ。

はポジションとしては幼なじみ、でしょうか。
幼なじみらしい優位性は特に普段は出ていないようですが。

瑠璃は瑠璃です、ロボです、不思議が多いです。
でもロボです。

せりきゃんこと、芹香は登場が終盤なので
そんなに颯太に対してイチャイチャすることもなく終わってしまいました。
颯太が紫のフラグの人だと気付いた後の変化をもっと楽しみたかったです。…なんだからね!

美森はフリーダム、理事長の孫娘という力を使ってフリーダムです。
体育祭の対抗戦の騒ぎを起こしたのもこの人ですし、盛り上げ役、でしょうか。

も終盤に登場したヒロインです。
登場は遅かったけど、デレるのは早かった!
謎を知る重要キャラだったはずが今ではすっかり普通のヒロインに。
僅かにツンデレさも残っているので菜波にとっても脅威かもしれません。

月麦さんは何なんでしょう?
ヒロインというわけでも無いですし、でも物語上重要キャラのようですし、
でも見た目は子供だし、発言はお年寄りだし。
本当に謎の多いキャラです。

くるみ子は月麦とは違いちゃんと見た目通りのヒロインです。
ただし隙があれば何か売って商売をしていたりと涙ぐましい一面も。
ヒロインや妹よりは娘っぽい要素が強めな気がします。しかしこう見えて中学生。

そして白亜です。
正しくは、白亜・B・ブレードフィールド
もっと正しくは、白亜・バーサーカー・ブレードフィールドです。
かわいい見た目で、なんと恐ろしい名前!
最後に菜波のことが明らかになった後も、変わらず妹キャラという安心感。
愛が重いのが白亜の特徴となっていますが、
アニメでの発言の範囲ならまだ耐えられる、はず。
普通にしていれば見ていて癒されます。


通常のヒロインはこんなところでしょうか。
あとは担任の深雪先生も物語上は重要なキャラクターですが、
ヒロイン?とは違うような。
ことサクラメントと最終話に出てきたラプラスの魔
見た目はちっちゃくて可愛いのですがやることが神クラス、
そのポジションから登場頻度も少なく、ある意味レアキャラとなっていました。
もう少し桜との会話シーンをじっくり見たかったです。

あっ、No.0さんも忘れてません。
最後に明らかになった正体は
原作に先行してアニメで先に公開されたらしいです。


さらに、キャストもかなり豪華で、
木戸ちゃんや久野ちゃんを始めとした、これからさらにヒットすること間違いなしの声優さんから
かやのんや花澤さん、あすみん、碧ちゃんなど、現在の主力組、
そしてダメ押しに丹下さんと、
人数的にもバランス的にもかなり興味深いキャスティングでした。

エンディング主題歌はそのうちヒロイン6人のみがユニット「YELL」として歌っていましたが
これが良い曲で今期アニメの中でも上位に入るくらい印象に残っています。

MV?何のことでしょうか。

オープニング主題歌も、せいきゃんとしての登場は終盤になってしまったものの
碧ちゃんが担当し、しっかりとポリシーを守ってアニメに関係する歌詞になっていました。
独特のそのメロディに溶けました。

OP主題歌が収録されているCDにはキャラクター名である芹香名義でもカップリング曲が収録されていて
この「1stLOVE(はつ恋)宣言」もアニメ本編中でも流れましたがインパクトのある曲でした。


あとはアニメ本編中で、例えば教室のイスが「フラグ」をモチーフにしたものだったりと
一部小物にもこだわりがあったのが面白かったです。


という感じで、ストーリーは多少分かりづらい部分が一部あったとしても
そのインパクトのある多くのヒロインとそのバリエーションという圧倒的な特徴が凄かった
そんなアニメでした。

ただ、これだけ大量のヒロインを登場させただけに
もう少しゆっくり、各ヒロインの担当回も見てみたかったです。
桜は仕方ないとしても、せりきゃんはほとんど時間が残されていなかったですし。

そういう意味では原作ストックが溜まってから
少しだけ続編も見てみたい気がします。

「彼女がフラグをおられたら」、楽しかったです。


<公式サイト>
「彼女がフラグをおられたら」TVアニメ公式サイト
TVアニメ「彼女がフラグをおられたら」 (gaworare_TV) on Twitter

<関連エントリ>
[彼女がフラグをおられたら] - 深夜アニメ実況の果て