最終回。
Aパートは文化祭の白雪姫から。
師匠の華麗なアクションによって結局兼次は上演に間に合わず
病気の状態でありながらも政宗が緊急で代打をするという形としては最高の展開に。
朦朧とする意識の中、口にしちゃいましたけど
愛姫さま動揺こそしても本気で嫌がっている様子じゃなかったので
結果的に大成功といえるでしょう。
吉乃ちゃんの事はバレること無く
そのまま始まったBパートでは完全に全てが終わって最終話らしく楽しめるパートへ。
最近のアニメでも時折見かけるカラオケ回ではあるものの
歌う曲がアニメ主題歌やオリジナルのキャラソンなどではなく
既存のJ-POPをそのままキャラクターに歌わせる（カバー）とは。
しかも選曲が「雪の華」「さよなら大好きな人」。
有名曲ではあるものの曲の雰囲気としてもまさか歌われるとは全く思わない曲でした。
誰が選んだのでしょうか。
政宗と愛姫さまとのデート回で愛姫さまが間違った知識でコスプレ衣装を着ていた作品「ハダピュア」の主題歌を
愛姫さまと寧子に歌わせた時はそれまでの曲とは明らかに違った本気を感じられました。
原作者も「ガチで書き下ろされるとは思わなくて」と発言されていましたが
デュエットは振り付けも含めてなかなかのクオリティでした。
ベンチでのラストシーンも、2人の関係に決着はついていないけど
明らかに距離は近くなっているし互いに少しは意識する関係になっているようにみえるので
ひとまず、ハッピーエンドですね。
最初から最後まで比較的安定感があって
最後まで安心して見られた作品だったと思います。
原作は続いているので最後に決着は付いていないし
兼次の正体が明かされるところまでは行けなかった、行けなかったですが、
最後は綺麗にまとめてあるのでさほど気にはなりません。
兼次の正体を推測させる情報は視聴者に与えてあるので
それで今回は十分と判断されたのでしょう。
ヒロインは序盤こそ委員長の妙がヒロインらしいアクションを見せていましたが
結局は愛姫と寧子の一騎打ちという形に。
一度は作中で負けた寧子ですが
帰ってきてからは政宗の体調を気にしたり出来る子なので
ヒロインとしてはまだまだ戦えると思います。
政宗の目的が目的なのでメインの愛姫には勝てる見込みが無いのが
残念であり可哀想でもあるけど、これが寧子のキャラクターを活かせる距離感なのかも。
吉乃ちゃんはヒロインとしてはそのような素振りは基本的に無かったのですが
誰よりも何度も、近くで会話しているヒロインなので
たまにはヒロインらしい反応を引き出して見てみたい。
あの吉乃ちゃんのいつもの抑えめの感情を動かしてみたい。
作品のタイトルにあるリベンジの達成に向けて前進しているのか
別の方向に逸れていっているのかは分かりませんが、
とにかくアニメとしてはキャラクターも可愛かったし、最後まで楽しんで見ることが出来たと思います。
ラストシーンで政宗が修学旅行（パリ）の案内の書かれた紙を取り出していたので
もちろん続き、2期やりますよね？
＜公式サイト＞
TVアニメ「政宗くんのリベンジ」公式サイト
＜関連エントリ＞
[政宗くんのリベンジ] - 深夜アニメ実況の果て
