迷い猫オーバーラン! 12話「迷い猫、決めた」 (最終話)

もう最終回とは早い
先週の11話の時に次回12話は落ち着いた感じになるんじゃないかと予想していたのですが
その予想を裏切って11話の流れを続行!
ブルマVSスパッツ戦争新勢力"ぶるっつ"が登場するというカオス展開w

深刻そうな希のことはどうなったの・・・と、思った時にやっとそちらの展開
本当はもっと時間を掛けて重い感じを出すのが普通なのでしょうが
先週と今週の少しだけその流れだったせいか、
そこまで重かったり深刻だったりする感じは薄かったように思います。
施設長も気が強い人のように見えて結構分かってくれる人だったし

今回の件を通じて希も1つ成長して良かった。


さて、このアニメの他とは違うところと言えば毎回監督が変わるところですが
序盤はどうなるかと思ったこのシステムも終わってみると
毎回テイストが変わる面白さがあったので良かったと思います。


01話 板垣伸
02話 八谷賢一
03話 平池芳正
04話 大地丙太郎
05話 福田道生
06話 池端隆史
07話 久城りおん
08話 小野学
09話 平田智浩
10話 佐藤卓哉
11話 草川啓造
12話 佐藤順一



各話の担当監督はこんな感じ、
それぞれ過去に担当した作品についてはカテゴリ「迷い猫オーバーラン!」とかググってもらうとして
各話共に監督ごとの特徴が良く出ていたように思います。

ただ、その個性が出すぎていてまさにカオス!
1〜2話は文乃とか千世とか可愛いなって思い、3話では希ENDの最終回っぽい!と驚き
そして夏帆が初登場した問題の第4話、まさにネタの塊。

その後の第4話千世かわいい! 千世ENDの最終回みたいに。
第5話で少し休憩して油断させたところで・・・、
実際に動画共有サイトにアップして欲しいクオリティのプロモーションビデオ製作の第6話
違うアニメが始まったとゆかちーの母親も混乱するグランブレイバーの第7話!(26話?)
本編はもちろんOPからEDテーマまで全てに全力だった第7話の気合いの入れように
視聴者混乱、やりすぎだろ!もっとやれ状態に

さらに続けて第8話では小野監督が担当ということで
咲-saki-」のように見えるスーパーブロックス
7話のインパクトが大きすぎたので派手さでは控えめにも見えつつも
分かる人には分かるネタを仕込んだりサービスカットを忘れない演出にさすがの一言。

さすがに疲れたのか第9話は大人しく文乃のためのストーリー
水着回で一息つくという他とは違う視聴スタイルを取りながら
文乃ファンにとってもいい話でした。

第10話も今までとは違う独特な雰囲気が印象的でした。
男キャラはもちろん余計なものを排除したヒロイン3人のストーリー
ほのかちゃん*1という普段とは違う要素が上手く作用して
文乃と千世、そして希を普段とは少し違う角度で見ることが出来ました。
雨というのが雰囲気が出て良かったです。

そしてラスト、問題の11話12話
普通のアニメなら最後の山場を迎えて大盛り上がりするところなのです、が! 迷い猫は違う。
最終回目前なのにブルマVSスパッツを全力で製作するその気合いが好きです!

通常ならメインにもってくるはずの希の過去とこれからを完全にサブ状態に持って行くとは
まさにアニメ迷い猫!
このブルマVSスパッツ戦争の流れのまま希単独の新勢力ぶるっつという加速要素を加えつつ
希の問題をクロスさせたところでラストというのが上手いというかよくやるなって感じです。

でもこの一件により希の成長という成果があったのはポイント
全体を通してみると文乃や千世との日常に突然現れた希との出会いから希の少し成長するまでの物語とも言えそうです。

それ以外では、ヒロインである文乃と千世もそれぞれ可愛さを発揮していたのはポイント、
個性のある監督とぶっ飛んだ展開で明るい2人の性格が活かされてた。



ご存じの通り元々こういうアニメは大好物なのですが
毎回監督が替わって思わぬ方向に展開する各話ストーリーと
3人の魅力的なヒロインで最後まで楽しく見ることが出来ました。

このタイプの作品での第2期は難しいかな(噂は流れましたが)
でもあるなら是非見てみたいと思える全12話でした。



公式サイト
迷い猫オーバーラン!
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カテゴリ「迷い猫オーバーラン!
アニメ「迷い猫オーバーラン!」

*1:スタッフロールではカタカナ表記だったけど
公式サイトではひらがな表記になっていました。
こっちの方が可愛く見える