異能バトルは日常系のなかで 12話「日常 ユージュアルデイズ」(最終話)

最終回にして真相は知らされなかったものの
ついに日常じゃないサイドを目の前にした安藤たち。

異能を奪う異能を持つ美玲を乗っ取った敵、荻浦直江という
どう見ても1話で倒せるレベルじゃない強敵だったものの
まさか本当に最終回の1話のみで綺麗に解決してしまうとは。

しかも無理して詰め込んだような印象もなく
最後まで綺麗にまとめてしまったのには驚きました。

あれだけ無能な異能でただ厨二病なはずの安藤があんなにかっこよく見えるなんて、
それに覚醒したダークアンドダーク・オブジエンドの使用があれほど
他の部員から止められていた理由もここまで大変なものだったなんて。
発動者にも止められない黒焔の抑え方だけ妙にリアルでぞっとしました。

ただ千冬ちゃんと彩弓さんが居るからこそ使える覚醒異能なので
同時に弱点が知られてしまっただけに何かあったらと思うと今後のバトルが怖い。

まだ小さな千冬ちゃんに負担を掛けさせてしまうのも
かなり辛いものがあります。

最後は灯代鳩子も完全に和解をしましたし
千冬ちゃんの元気な姿も見られましたし、さらには美玲も前よりさらにデレましたし、
かなり綺麗にまとまった良い最終回でした。

エンディングでヒロインの水着カット入れてくださってありがとうございます!



全12話終わりました。

特殊能力、異能ものでありながら日常系でもあるという
ありそうで今までそんなに無かったジャンルの作品でありながら
安藤の厨二病なテンションなどテンポ良く笑って見られるシーンが多くて
終盤にかけてただの日常系アニメではなく異能サイドの存在も明らかになってきましたが
最後までとても面白かったです。

キャラクターについても魅力的で、
距離は近くて面倒見が良くて完璧そうなのに
実は厨二病要素も持ち合わせていて安藤よりも成績が悪くてラノベ作家を目指しているという親しみやすさ、
それにあのノリと笑顔が素敵な灯代
飛び道具は無くても安定感のある可愛さでした。

鳩子は結果的に灯代のライバルポジション。
おっとりしていて安藤の幼なじみだけど厨二病が理解できなくて一時は距離が出来てしまったものの
灯代とはまた違う雰囲気のもう一人のヒロインという感じでしょうか。
灯代とライバルと認め合ったこれからが楽しみなヒロインです。

彩弓さんは少し堅苦しいところもありますが
部全体を見ていて冷静に物事を判断するお姉さん役。
最後のバトルでは安藤の提案を反対せずに受け入れてくれました。

千冬ちゃんは文芸部のマスコット的な存在。
全てが可愛く持ち帰りたいくらいですが安藤に対するツッコミを含めて何故かクールな口調。
いつも持っているリスのリッスンがワンポイントになっているもの特徴。
歳相応の幼さもありますが安藤たち高校生といる事もあってか思考は大人びていて
安藤の覚醒異能を2度も止める精神の強さもあります。

文芸部ではありませんが美玲のメインキャラですね。
ちょっと油断するとすぐ暴走しそうですが
それだけ文芸部にも居なくらいの純粋なを持っていると言えそうです。
生徒会長をやっているため普段は安藤たちから離れていますが
そろそろ文芸部に保護してあげて欲しいです。

異能からは離れていますが千冬ちゃんの友達、ちゃんも忘れてはいけません。
千冬ちゃんをちーちゃんを呼びながら世話を焼くその姿は可愛くて千冬ちゃんを大事にしていることが伝わってきますが
それだけに安藤のことを千冬から距離を取らせようとしていたものの
千冬ちゃんを含めて3人で行ったプールの一件からは安藤に対しても好意を持ち始めただけに
あれからどのように変化していくのかその先を見てみたかったです。

あとは少ししか登場しませんでしたが
彩弓の妹である舞矢ちゃんも姉とはまた違った感じで良かったですね。
貴重な中学生キャラです。


異能サイドの謎は深まるばかりで
アニメ1期だけでは不完全燃焼な部分も多少ありますが
先ほども書いたようにギャグと異能のバランスとテンポがとても良く
最終話まで飽きること無く見事な安定感で楽しめました。良かったです。




<公式サイト>
TVアニメ「異能バトルは日常系のなかで」公式サイト
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<関連エントリ>
[異能バトルは日常系のなかで] - 深夜アニメ実況の果て