たまこまーけっと 12話「今年もまた暮れてった」 (最終話)

第12話、ついに最終話です。

王子の登場により騒ぎが大きくなってきたたまこ姫騒動も
特に荒れることなく、綺麗に片付いてよかったです。
普段はもち食べてまるまるとしているだけのように見えるデラも
1年近く一緒にいるだけあってちゃんとたまこの事を見てたんですね。
鳥なのに走って土下座するシーンは他ではなかなか見ることが出来ないですよ。

普通は寂しかったり悲しかったりする別れのシーンも
このたまこまーけっとでは最後の最後までデラだけは残ってくれたのは
明るい終わりかたでとても好きです。
別れて終わるよりもこのようなやり方の方が安心出来ます。



と言うわけで全12話を見て来ましたが、
全体として飛び抜けて話題になったわけではありませんが
なかなか安定感のある評価だったのではないでしょうか。

あまりにもけいおん!よりのキャラデザと言われたいた部分も
実際に放送が始まってみるとそこまでネガティブな材料にもされませんでしたし
京アニらしい安定感もあり、キャラクターの可愛さも安定感のあるものに仕上がっていました。

そのキャラクターでは、洲崎綾さん演じるたまこの派手ではないけど
個性と存在感のある演技が最後まで素晴らしかったです。
オープニングとエンディング主題歌の歌も担当し、
今後のさらなる活躍にもかなり期待できそうです。

他では友達であるかんなちゃん、みどりちゃん、
そして途中から加わった史織ちゃんの3人ともたまこに負けないくらいの個性的なキャラで
最後までそれぞれの個性が全くブレませんでした。
特に最終回の金槌プレゼントのようにかんなちゃんのナチュラルなギャグ要素が良い味を出してました。

そして何より絶大な存在感と圧倒的な可愛さを発揮していたのがあんこです。
他のキャラ同様に思い切ったネーミングのキャラではあるものの
その可愛さは他を圧倒するものがあり、あんが喋るだけで全てを許したくなります。
あんはみんなのアイドルでマスコットなんです。
それだけに何故あのメガネが、あのメガネが選ばれたのかという疑問とか色々なものを感じると同時に
あれくらいの年齢らしい別れ方だったのでここは目を瞑ることにしましょう。

そんなたまこや4人とは逆に、最後まで残念な扱いと残念な存在感となったもち蔵ですが
最後には結果としてデラを持ち帰るという仕事をしたのでもうそれでいいでしょう。

もちろんこの作品に欠かせない存在のデラもいい味どころじゃないものを出していましたが
あの鳥は本当に何なんでしょうね…。
面白かったので別にいいのですが、最初から最後まで謎の存在でした。

そんな感じの「たまこまーけっと」ですが、
京アニらしい高いクオリティの落ち着いて見られる癒しアニメ
そして可愛いキャラクターたちと安定と充実の内容となっており
最後まで安心して楽しむことが出来たように思います。
たまこまーけっと」、楽しかったです。


<公式サイト>
TVアニメ『たまこまーけっと』公式サイト
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「たまこまーけっと」 - 深夜アニメ実況の果て