せっかくなので2012年のアニメを振り返ってみる。

2012年もまもなく終わりということで
2012年に放送された深夜アニメを簡単に振り返ってみます。

時間もギリギリになってしまって
編集時間があまり無いので本当に軽くになってしまいましたが
今年も本当に色々なアニメがありました。


<2012年1月〜>

まずは1月に放送が開始されたアニメから。
この時期のアニメは偽物語「探偵オペラミルキィホームズ 第2幕」
アマガミSS+PLUS」などの続編ものが非常に楽しかったですね。
偽物語」では歯磨きプレイや、以前よりロリロリしくなった忍などが記憶に新しいです。
第1期から見てきた「ゼロの使い魔」もゼロの使い魔Fとなり、ついに完結してしたのもこの時期です。

輪廻のラグランジェでは飛行シーンの美しや日産デザインのメカ部分が非常に良かったです。

ラノベ原作作品としてはハイスクールD×D
パパのいうことを聞きなさい!も楽しかったです。
「パパ聞き」の空役のすみぺこと上坂すみれは今年は非常によく活躍された声優さんの1人だと思います。

非常に可愛いヒロインと言えばやはり妖狐×僕SSシークレットサービス凜々蝶さまです。
中の人のファンというのもありますがキャラクターとしても個性的で可愛くて非常に魅力的でした、
それだけに双熾に取られてしまってくやしい・・・!

放送が始まってから話題になった作品ではモーレツ宇宙海賊などがありました。
原作タイトルが「ミニスカ宇宙海賊」だったり出版が朝日ノベルズだったりと比較的地味なベースでしたが
アニメが始まってみると非常によく出来ていて最後まで人気が高かったです。

少し、いやかなり?ネタ方面にも話題になった作品と言うと、
キルミーベイベー戦姫絶唱シンフォギアなどもありました。
シンフォギア」についてはまさかの第2期シリーズの制作が決定したこともその後発表されました。



<2012年4月〜>

放送前の個人的な印象として
従来と比べ、地味なラインナップのイメージがあった時期でもあります。

まずは第2期作品としてこれはゾンビですか? OF THE DEADがありましたね、
第1期であまり印象のよくなかった方にとってはこの「OTD」の方がウケがよかったのかな?という感じですが
原作組のせいか自分にとってはちょっと違うかなと思ってしまった第2期でもあります。
1クール作品でありながら全10話という変則的な話数や構成も少し気になりました。

なぜかさんかれあも同時期に放送され、
ゾンビ作品が2つも揃うという珍しい現象もありました。

放送前からインパクトがあったのはやはり夏色キセキでしょうか。
中の人も外の人も歌も全てスフィアな作品で、
ここまでの作品が作れるのもスフィアの人気を表していて凄いです。
アニメ自体の評価としては平均的なイメージですが、多くの人の記憶に残ったと思います。

記憶に残ったといえばシャイニング・ハーツ 〜幸せのパン〜もありました。
放送しながら少しずつ修正されていった狂気に満ちたエンディングとも言われた
エンディング映像とあの癖になるエンディング主題歌は伝説に残るレベルです。
アニメの内容もかなり変動の激しいインパクトのあるものだったのですが
それ以上に「こねこねこねこね♪」という歌詞を覚えている人の方が多そうです。

変わった手法を使ったアニメもありました、戦国コレクションです。
各話ごとに脚本担当が違っていて、話の雰囲気もガラっと変わり、
最低限の共通点のみを残して他は別作品のようになっているという変わったアニメでした。
原作がソーシャルゲームというコミックやラノベのようなハッキリストーリーが無いのを上手く利用した考えですね。

個人的には第1話、第2話を見てこれは来た!と思ってその後は1話毎にちょっと違うかな、いや面白いと
好きな話とそうじゃない話で浮き沈みが大きい楽しみ方をさせて頂いたのですが
一般的には後半になるにつれ評価が高まっていったようです。

2クール作品で、ソーシャルゲーム原作だけに非常にたくさんのキャラ(武将など)と
アニメオリジナルキャラが出てきたのも印象的です。

あまり話題にはなりませんでしたが、
癒し枠として「あっちこっち」も好きなアニメでした。
つみきの「あによ・・・(なによ?)」が可愛すぎです、
かおりんボイスな姫も非常に可愛かったです。

アクセル・ワールドが放送スタートしたのもこの時期です。
主人公のビジュアルが個性的すぎて大丈夫かなと心配だったのですが
アニメを見てみると最初思っていたよりは慣れてきたと思います。

それから、1クール遅れですが同じく川原礫原作の「ソードアート・オンライン」が放送されるなど
初アニメ化で同一作家原作のアニメが同時期に2本放送されるという快挙を果たしました。

そして毎週楽しみだったのが咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-Aです。
1クールで全話放送できず、全13話以降は12月以降に順次放送や配信されるということで
完結しなかったのですが全てのキャラクターが魅力的で
本編の第1期シリーズよりも落ち着いて全体を楽しむことが出来ました。
阿知賀女子の憧ちゃんや玄ちゃん推しなのですが、
見ていてふと気づくといつの間にか阿知賀女子ではなく千里山女子がメインのような活躍をしていたのも
ある意味「咲-Saki-」らしいのではないでしょうか。

京アニらしい映像の美しさを楽しめる氷菓もありましたね。



<2012年7月〜>

2012年のアニメも折り返しになる7月です。

まずはやっぱりこの中に1人、妹がいる!でしょ。
ラノベらしい思い切った設定が特徴的ですが
それ以上にどこまでアピールしてくるんだというくらいの
心乃枝や雅が非常に可愛く楽しかったです。

一見、このヒロインのメンバーの中では正統派ヒロイン担当のように見えて
「私のシュークリーム」発言を始めとして
最も変態さがにじみ出ているという心乃枝さんは恐ろしいキャラでした。

同じく積極的だった雅はそこまでの変態さは無く安心できましたが
せっかくの水泳部なのですからそこをもっと見せて欲しかったところです。

芽依ももっとデレて欲しかったところですが
後半になってようやく登場した唯ちゃんボイスで妹を名乗る柚璃奈さんも非常に可愛く
もっと活躍が見てみたいだけに、早く第2期シリーズを是非ともお願いします。

そんな変わった作品に対して非常に美しかったのがTARI TARIです。
音楽をテーマとしてるだけにキャストは全員歌える声優を起用、
P.A.WORKSらしい丁寧で美しい映像も非常に印象に残っています。

完全にギャグやネタ方面に全力で突っ走ったのはじょしらくです。
かなり危ないネタも多く含まれていただけに、少し心配になるものもありましたが
全体的には深く考えずに見られる作品として貴重な1作でした。

第2期になって評価を上げた作品としては「DOG DSAYS'」があります。
第1期ではシリアス方面のネタを入れてしまった影響か
中の人の人気効果以上をあまり狙えていなかったように思えますが、
第2期になってから深夜アニメのお約束を少し意識し過ぎじゃないかと思うくらい混ぜて
シリアスな部分を排除、結果として1期よりかなり評価が上がった珍しい例となりました。
1期では仲間はずれだったベッキーが大活躍したのも良かったです。

第2期シリーズアニメでは輪廻のラグランジェ season2ゆるゆり♪♪がありました。
特に今や大人気作品である「ゆるゆり♪♪」は第1期の勢いそのままに
第2期も見事に走りきったので第3期もありそうな予感です。

カンピオーネ!〜まつろわぬ神々と神殺しの魔王〜」も楽しかったです。
今年話題になった電子書籍では各ストアでも「カンピオーネ!」が上位に入るなど面白い現象も見せています。

今年最も話題になった作品とも言えるソードアート・オンライン
放送がスタートしたのもこの時期になります。



<2012年10月〜>

放送前には4月期と同様に少し地味なラインナップかなと思っていた
今年最後になる10月アニメです。

まずはこの時期のアニメで最も話題になっていたのは中二病でも恋がしたい!でしょうか。
中二病をテーマにした親しみやすい設定が特徴の作品で
メインヒロインである六花の人気が非常に高かったように思います。
原作もアニメ制作も京アニというのも珍しいですね。

この時期に放送され、長く愛されている作品といえばひだまりスケッチ×ハニカムです。
特番の「×SP」を別にカウントしても今回で第4期シリーズという非常に長く続いている作品で
第1期が放送されたのが2007年と5年以上前にも関わらず
その魅力は第1期シリーズから変わらず毎週見る「ひだまり」に癒された人は非常に多いはずです。

こちらは今回で第3期シリーズとなる人気作品がTo LOVEる ダークネスです。
原作の同名作品「To LOVEる ダークネス」同様に、事実上の主役がモモとなり
ダークネスらしい今までよりも一歩踏み込んだサービスと「ToLOVEる」らしさが魅力的です。
美柑の出番は少なめでしたがモモ好きとしてはすごく楽しめました。

7月の「なかいも」に続いて「妹」アニメのバトンを受け取ったのが
お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっです。
「なかいも」とはまた違う意味で、自重しない変態さを誇るヒロイン秋子が楽しく。
そのぶっ飛んだ行動や内容だけではなく今までにない可変的な
アバンタイトル・Aパート・Bパートの時間配分だったのも特徴的でした。

放送中の2クール作品のリトルバスターズ!さくら荘のペットな彼女
折り返し地点ということで今後の展開が楽しみです。



印象に残っている2012年のアニメを簡単に振り返ってみましたが
個性的な作品が多かった1年だったように思います。

それぞれの放送前には「4月」と「10月」は地味なラインナップに思えましたが
実際には楽しい作品もちゃんとあり、今年も1年間深夜アニメを楽しむことが出来ました。

そして今年も多かったのがライトノベル原作のアニメ作品です。
PCゲーム原作のアニメが「恋チョコ」や「リトバス」など非常に少なかったのですが
ライトノベル原作のアニメは毎シーズン非常に多かったです。
簡単に数えただけでも17作品以上あります。

このライトノベルの時代、
まだアニメ化されていないけどアニメ化しそうなライトノベル作品はまだまだありますので
この流れは来年以降も続くものと予想されます。

PCゲーム原作アニメが少し少なすぎるのも気になるところですが
2013年は人気作品のアニメ化が増えてきてくれると嬉しいです。


<関連エントリ>
2012年01月開始アニメをチェックしてみる。
2012年04月開始アニメをチェックしてみる。
2012年07月開始アニメをチェックしてみる。
2012年10月開始アニメをチェックしてみる。