TARI TARI 13話「晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり」(最終話)

最終話です。

通常なら2,3話は使うくらい色々詰まった最終話でしたが
ここまでの話でも綺麗にまとめてきたTARI TARIなので
今回も上手く1話に収まっていたのはさすがです。

ここまで序盤以外あまり良い所を見せられなかった校長も
ここぞという所で必死に頑張ってくれたので見直しました。
前回までに理解してくれていた校長も見方にすると心強い、
各種準備もしっかり調整してくれているとはすごい人です。

そして主人公オーラ全開の和奏だけではなく
来夏紗羽もしっかりとキャラが発揮できていてよかったです。

最大の見せ場である歌と劇のシーンも期待通りのハイクオリティ、
結構可愛い子が多い声楽部も協力してくれて
ここまでみんなが頑張った成果もそこに表れていて短いながらも心地いいシーンでした。




というわけでTARI TARIの全13話の放送は終わってしまいましたが
事前の期待通りのP.A.WORKSらしい美しい絵とストーリーを最後まで堪能できたのは良かったです。

和奏来夏紗羽の3ヒロインもそれぞれ個性的で
田中とウィーンを前にした会話では
まさにリアルな女子3人が集まった時のノリみたいなものが表現されていて面白かったです。
「くず!」とか「ばーか!」とか。「白いサイだよ」とか。

個別に見ても来夏はちょっとうるさい部分もありますが思い切ったところが良くて小さくて可愛いし、
>B>和奏は落ち着いた雰囲気とその才能が魅力的で
紗羽は来夏のこともよく分かっているけど冗談も真面目な事も言える楽しいヒロインでした。

それに比べると田中とウィーンの男2人は少しインパクトに欠けますが
ウィーンのキャラは今まであまり無い感じであれはあれで面白かったです。
その点では田中はせっかくバドミントンというアイテムがあるのに
それを最後まであまり活かさっれること無く終わり、
さらには(恐らく)紗羽に振られてざまあ可哀想なまま終わっていったのも
また田中らしいといえば田中らしいような気がします。

次にキャラ以外の部分、ストーリーですが、
TARI TARI」では話の構成としては基本的に2話で1つのストーリーとなっていて
他の作品に比べると内容がかなり詰め込んだようなものになっていますが
意外にも無理のない詰め込み具合で、
逆に内容が詰まっているだけにスピード感やテンポが良く見やすいとさえ感じました。

この2話はこのキャラがメインというのも分かりやすく
こういう構成もなかなかありのような気がしました、簡単に真似するのは大変そうですが。

そして「TARI TARI」最大の特徴でもある"歌"については
ちゃんと歌える声優さんを選んで起用したというだけあって
ちょっとやりすぎなくらい凄い歌声を何度も楽しむことが出来てその本気度が伝わって来ました。
ヒーロー回の歌いながら集合するシーンは伝説です。
もちろんこの最終話でのシーンも素晴らしかったです。

そんな絵も歌もP.A.らしい高いクオリティが発揮された全13話、楽しかったです。


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<関連エントリ>
[TARI TARI] - 深夜アニメ実況の果て