Googleマップのタイムラインのローカル保存への移行案内が来ていない話(Part 4完結編)

前回の更新から動きがありました。

前回
Googleマップのタイムラインのローカル保存への移行案内が来ていない話(Part 3)
前々回
Googleマップのタイムラインのローカル保存への移行案内が来ていない話(Part 2)
前々々回
Googleマップのタイムラインのローカル保存への移行案内が来ていない話(Part 1)

突然現れた「新機能!」

前回の記事をアップした11月15日から
一切何の動きも無いまま12月に突入し、その11日目。

日課になった1日1回以上のGmailの確認と
Googleマップアプリのタイムラインの表示を今日も行っていたところ
自分の端末以外では見慣れた画面がポップアップ表示されましたのです。


新機能!タイムラインがデバイスで作成されるようになりました

何が新機能だよ!!と思いながらも
これは間違いなく待ちに待ったタイムラインのローカル保存の移行の案内表示です。

ここで慌てて操作をミスって大事な「ロケーション履歴」のデータを削除してしまってはいけないので
一呼吸おいてから落ち着いてスマホの操作を続けます。

その前にまずは念の為にGmailをもう一度チェックしますが
この記事を書いている現時点までにGoogleからの案内メールは届いていませんでした。
(※12/13追記:最初にポップアップ通知を確認してから6時間後、移行完了してから4時間後にGoogleから移行の案内メールを受信しました。
さらに移行作業の完了後の約12時間弱後に「タイムラインデータが移行されました」とのメールを受信しています。)

あとクラウドへの移行期限はメールが届いてから半年後ピッタリと聞いていたのですが(1日遅く案内メールが来た人は期限も1日長い)
Googleマップで表示を確認したのは12月11日なのに半年後より若干短い2025年6月9日が期限に指定されていました。謎です。

クラウドからローカルへ

では満を持して、画面の案内をじっくり読んで1つ1つ慎重に進めていきます。

前のポップアップ表示から「次へ」をタップすると

「タイムラインをオンのままにしますか?

の画面が表示されます。



当然オンです。当たり前です。

下まで画面をスクロールして
右のボタン、「このままオンにする」をタップします。

ちなみに人によって異なると思われますが
この画面で表示されるデータのダウンロードサイズは「2MB未満」だそうです。

「利便性向上のため、タイムラインの編集内容と関連データを共有しますか?」


Googleあるあるのよく分からない説明不足の文言です。

詳しく情報が書かれているという説明ページのリンクをタップして見ますが
ちょっとよく分かりません。

問題なく機能が使えるのであれば
この手のデータの共有はオフにしたいところですが
先人たちの教えによると、どうやら「オフ」にした場合は訪れたスポットの情報が正しく表示されない事が頻発するらしいので
ここでは「オン」(選択肢は「はい」)を選びます。

この設定はあとからでも変更出来るようです。(アカウント設定のマイアクティビティから)


「タイムラインがオンになっています。選択内容が保存されました。」

どうやらこれで設定は完了のようです。
「完了」をタップします。

・・・

変化がありません。

たった2MBをダウンロードするだけなので一瞬で終わるのかと思ったのですが
特に変化はありません。

Googleマップアプリのタイムライン画面での
上部にある「ロケーション履歴」の文字の横にクラウドアイコン(雲マーク)も表示されていません。

Android端末の「設定>位置情報>位置情報サービス>タイムライン>(アカウントを選択)」を開いてみると
以前と同じように「ロケーション履歴」の設定画面が表示されています。

ついさっきまで見た画面は幻だったんじゃないかと思うくらい何も変化がありません。

無駄にGoogleマップを開いたまま周辺の飲食店の情報などを数分チェックしたりしつつ
もう一度「タイムライン」画面を確認しても同じ、変化がありません。

この時点で若干嫌な予感がしますが
先ほどまでの操作に間違いないことを信じてスマホをスリープにします。待つしか無い。

完了、そしてバックアップ

2時間ほど放置して
再びGoogleマップアプリを開いてタイムラインを表示してみます。

すると再び下からポップアップ表示が

「タイムラインをバックアップしますか?」

一瞬、先程の操作が全部無かったことにされて
また最初からやり直しになったのかと思いましたが、違いました。

今回はバックアップの案内です。

タイムラインのクラウドからローカルへの移行に伴って
端末の故障など万が一の場合に備えてGoogleのサーバーにデータをバックアップ出来るようになっています。

それなら柔軟性が無くなるだけで今までのクラウド保存と大して変わらないじゃないか!と言いたくなりますが
データの主体がクラウドかローカルの端末側かの違いが大事なようです。面倒な話です。

特に理由がなければ当然バックアップするべきなので
ここでは「有効にする」をタップします。

バイスが充電中かつアイドル中で
Wi-Fiに接続された状態でのみバックアップが自動で実行されるそうです。

これで全ての設定が完了です。


Googleマップアプリ>タイムライン画面での「タイムライン」の文字の横にはクラウドマーク(雲マーク)が表示されています。
これはバックアップが完了している表示のようです。

2時間前にも見たAndroid端末の設定画面から位置情報サービスを開くと
先ほどまで「ロケーション履歴」だった表示が「タイムライン」に変化していました。


これで長かった戦いは全て終わったようです。


分かったことがあります。

Googleからの突然の発表により半年前にローカル保存への移行が始まったときは
データを失いたくなければ今年中とか11月中までに設定を完了する必要があると言われていましたが
実際のところはまだ焦る必要は無い、らしい。ということです。

移行期限はユーザー(アカウント)毎に異なっていて
案内が来てから約半年後に設定されています。

大事なのはメールの案内を見逃したり
Googleマップアプリからの設定を先延ばしにしてうっかり半年間放置してしまわないようにすることです。

Googleからメールが来たり、アプリに案内が表示されたら
先延ばしにせずにその場ですぐに設定してしまいましょう。

このときに気をつける項目はデータの自動削除期限くらいです。


そして最後に1つ、
既にローカル保存への移行が完了した人が口を揃えて言っていたように
確かにタイムラインの履歴データのルートの精度が落ちているようです。

具体的にはより直線的に、ルートがこれまでのように細かく表示されずに雑になったような。

このままでは移動したルートが分かりにくいので
この点は早く改善してほしいものです。


ここまで約1ヶ月半、お付き合いいただきありがとうございました。