世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する 12話「暗殺者の戦い」(最終話)

最終話。

ディア救出のために偽装して脱出する準備を整えていたところに
急に規格外の敵参上。

少し前にマーハからの情報にあった
ゲイボルグ所有する男、セタンタがこんなところで登場するとは。

この規格外の強さ、副作用として生じるはずの暴走を抑えるスキルを同時に持っているのは
天文学的数字とルーグの解説にあった事から考えるにこの人も転生者なのでしょう。

どうりで強いはずです。


そんなヤバい奴相手ではルーグも正面から戦って勝てるわけがないので暗殺すると言ったので
普通は毒か狙撃かそのあたりが定番だろうに、なんですかあの衛星兵器は

ラスボス的に登場したセタンタさん一瞬で消えちゃったじゃん!


でもここでグングニルと名付けた衛星質量兵器を使ってしまったということは
後に登場する実際の勇者はこれでは倒せないくらいの強敵なんでしょうね。恐ろしい世界!


最終話なので今週はヒロインとしては正妻枠であるディアちゃんが中心となったために
タルトやマーハの出番が少なかったのは非常に残念ではありますが
ラストらしく派手なバトルが見られたのは満足。

これで離れ離れだったディアも(3歳年上の)妹として
ルーグの屋敷の一員に加わりましたし準備は完了。

本物の勇者の出現も確認できて、ここから先の物語も面白そうです。




全12話、終わりました。

始まりはいわゆる異世界転生モノですが
すぐにその事を忘れさせる完成度に見ていて満足度が高いです。

ディア、タルト、マーハの3人のヒロインが可愛い事に加えて
主人公であるルーグがしっかりと格好良く描かれているのも重要。

この世界にもクズもいますが
主人公側は使命のため真面目に前に進んでいるのは好印象。


アニメの12話の範囲ではどうしても立場上ディアの出番が少なかった事は残念ですが
序盤と終盤はしっかりヒロインやってましたし可愛かった。

ディアの戦闘時の強さは1話冒頭のシーンくらいしか見れなかったですが
3人のヒロインが連携して戦うシーンはもっと見たい。

そんな出番が少し少なかったディアに代わって
アニメではタルトが出番が多く、事実上のメインヒロインとして活躍。

しかしルーグはディアの方向を見ている事を実感させられて
人知れず涙を流す、でも付いていく!という複雑なヒロインの心境。

良いですね!こういうの!

マーハは好意はあるものの
タルトよりは更にまだ距離があるのでまた違ったポジションになりますが

ルーグに対するディアとタルトの
複雑な繊細な関係性だけでも見ていて楽しい!

タルトがディアより上に出ることは難しいかもしれませんが
タルトが報われるような展開もあれば最高なのは間違いない。



そしてこの作品、オープニングやエンディングでもこだわりを感じます。

ニノミヤユイの「Dark seeks light」に合わせるオープニング映像はスタイリッシュで映像の見せ方が上手く、斬新。
約90秒の短い時間の中にカッコいいカットも多く何度も見てしまいます。


逆にエンディングはしっとり優しくて少し切なく。
結城アイラさんの作る世界が表現されていると同時に
一部エンディングとしても使用された「A Promise」のディアver.もまた良いんです。

ディアのキャストである上田麗奈さんによると
ディアの声で歌えるギリギリの低さだったので苦労したと話されていましたが
ギリギリさを感じさせないくらいちゃんとディアの声で、どちらのバージョンも名曲に仕上がっています。


ディアだけでなくタルトとマーハも
1曲ずつキャラクターソングが作られていて、共にアニメ本編中で使用されました。

タルトの「For you」、マーハの「甘い夢」

どちらもここぞというタイミングで使用された印象深い曲です。

なお、ディアの「A Promise」は
結城アイラさんの「A Promise」の中にカップリング曲として収録されていますが
タルトとマーハのキャラクターソングはアニメBlu-ray1巻の特典として収録されています。


主人公が格好良く、ヒロインが3人全員かわいくて強い、
音楽も良く、映像が美しい。

そして最終話の最後で勇者を出したのであれば
ぜひとも続きを、第2期を期待したいです。

正式に仲間になったディアと、ルーグたちの物語の続きを。



<公式サイト>
TVアニメ『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』公式サイト

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