魔女の旅々 03話「花のように可憐な彼女/瓶詰めの幸せ」

3話から一気に雰囲気が変わると聞いていましたが
AパートもBパートも、どちらの話もヤバい…

挨拶代わりのAパートでは呪いの花と
助からない助けないまま置いていく結末。

門番は最初は何を言っているのかと
イレイナに嘘を付いているのかとすら思えましたが
そうではなかった…

まだ会話が出来ていたので
イレイナが助けることももしかすると出来たのかも知れませんが
そっとその場を離れて飛び去っていくイレイナ…


Bパートでは道中で出会った村長の息子に招待された家がまた
何重もの意味で地獄

黒髪で明らかに質の良くない衣服を着せられたニノちゃん
村長やその息子とは明らかに違ったその姿に
村長は当然のように美人になりそうだったから買った、と

この世界ではそのようなシステムが残っているのでしょう、
イレイナは明らかに嫌悪感を覚えていましたが村長に杖を向けても堪えて何も出来ず…

初登場時のニノちゃんの衣服に乱れがあった事と村長の反応から
ニノちゃんは日々逃れられない悪夢に耐え続けて逃げ出すことも出来ず、
さらに追い打ちをかけるように息子が他人の幸せを、
ニノちゃんが手に入れることは敵わないその他人の幸せを見せて精神的にさらに追い詰める、無意識に、無自覚に。

逃げられない、逃げることすら出来ないニノちゃんの境遇に気づいても
やはりイレイナは何かをするわけでもなく、次の街へと旅を続ける…

Aパートの門番は手遅れだった可能性はあるけど
ニノちゃんは何らかの少しでも助かるヒントをあげて欲しかった

イレイナは敢えて何もしなかったのか
それとも第三者の自分が手を出す事はよくないと判断したのか

その後のニノちゃんの話は、イレイナと同じく知りたくはない…