妹さえいればいい。 11話「主人公にさえなればいい。」

それぞれのキャラクターの関係性は変わっていないけど
何かが一歩進んだような回でした。

まるで付き合っているかのように自然と伊月の頼みを聞いて編集まで原稿を届けたり
頼まれても居ないのに那由多ちゃんの様子を見に行って
もう拒むこと無く全裸になってあげて全裸膝まくらで執筆の手伝いをする。
京ちゃん以外には出来ない完璧な仕事です。

欠点の見当たらない自然で安心感のある
ヒロインらしい京ちゃんを表す流れるような動きでした。

京ちゃんと付き合えばきっと間違いない、でしょう。

でも物語は別の方向に進んでしまうのが
面白くもあり、少し寂しくもある。

京ちゃんと千尋が帰宅してから
疲れてベッドで眠ってしまったはずの那由多ちゃんが
酔っているのかまだ未練があるのか少々しつこい春斗の言葉に乗せられて
伊月が言ってしまった那由多が好きという言葉を
しっかり那由多ちゃん本人が聞いてしまうという視聴者の期待通りの流れに。

いつもは少しふざけるようなセリフも多い那由多ちゃんが
決定的なこのセリフを聞いてしまって次からはどんな反応を見せるのか
何か今までと違いが出るのか、それとも今まで通りなのか楽しみです。

それと同時に京ちゃんが大きく出遅れた事になり
とても可哀想に思うので何らかの救済が欲しいところ。

逆転とまでは行かなくても那由多に追いつくような何かを。