この美術部には問題がある! 12話「これからさきも」(最終話)

最終回です。

こういう雨の日の学校の雰囲気いいですね。
まだ明るいはずの時間だけど少し薄暗くなってるこの感じ。
そしてそこでの恋心の駆け引き。

宇佐美ちゃんの優しさで伊万莉ちゃんに内巻を譲ったのにその通りには行かず
何故かかおりの遠回りなアシストで宇佐美ちゃんが良い感じになる。
友達想いなのか、もしかしたら偶然なのか、良い人が周りにいっぱい居ますね。

Bパートでは着替えシーンや体操などささやかなサービスもありつつ、
完全に狙っているのでは無いかと思うくらいの
いつもの内巻の振る舞いに毎回しっかり振り回されてくれる宇佐美ちゃん。

オーバーすぎるリアクションと分かりやすい表情の変化、
そこが宇佐美ちゃんの魅力。

「恋する乙女はめんどくさいの!」ってメッセージ送る宇佐美ちゃんは可愛いです。

エンディングではTBSアニメでは珍しく特殊エンディング仕様となっていました。
曲は第11話では宇佐美ちゃんのソロ曲として
挿入歌で流された「ココロ*パレット」の4人ver.(宇佐美ちゃん、コレット、伊万莉ちゃん、夢子先生)。





美術部の部室を中心とした日常系ということもあり
特別大きなイベントも起こらずに真っ直ぐ12話を駆け抜けた「この美」。

それなのに飽きること無く楽しんで見られたのは
個性豊かなキャラクターの力が大きいです。

特に主人公でありメインヒロインの宇佐美ちゃんは
1人でツッコミまでこなして大変そうだったけど
宇佐美ちゃんを演じる亜李ちゃんの演技がとてもバランス良く、
強めのツッコミでも嫌な感じにはなりませんでした。

亜李ちゃんは最近はさらに出演作数が増えていっていますが
どんどん成長していってるように思います。

対する内巻くんは2次元にしか興味が無いと言いながらも
最終的な宇佐美ちゃんが喜ぶようなセリフを1つだけ決めてくるところが見逃せないです。

もうこれはさすが内巻としか言えない。

途中から転校してきた伊万莉ちゃんは
何か宇佐美ちゃんと内巻の間でやらかしそうで
実は趣味が共通なだけで恋に関しては特に何もなく
宇佐美ちゃんと内巻の関係が大きく変わらなかったのも
最後まで安心して安定的に見られた理由の1つでしょうか。

宇佐美ちゃんの片思いの構図は変わらない。
でも少しずつ進もうと積極的な宇佐美ちゃんを応援したくなるのが「この美」の楽しいところです。


<公式サイト>
この美術部には問題がある! 公式ホームページ|TBSテレビ

<関連エントリ>
 [この美術部には問題がある!] - 深夜アニメ実況の果て