無彩限のファントム・ワールド 13話「永遠のファントム・ワールド」(最終話)

最終話。

前回ラストで晴彦が能力を吸われた時にルルモ倒れましたが
能力が奪われただけで二人とも入院や治療が必要なものではなかったようです。

その代わりルルがいつものバカなことを言っているルルから
頑張って役に立とうとしながら実はドジっ子への大変化。
舞や玲奈が言っていたようにこれはこれで良いものですが
いつものルルじゃないのもちょっと寂しい。

でもそのルルが居てくれたおかげで
晴彦の能力を取り戻してエニグマを倒すことに成功したのでやっぱりルルは大事です。

能力さえ戻れば総力戦をするのみ。
前回はそれぞれ能力を活かし切れず負けましたが
召喚して戦うタイプの晴彦にとって召喚ファントムが強くなればそのまま戦闘力アップということで
最終回でまさかのマルコシアスクトゥルーが大幅パワーアップ!
可愛げのあるビジュアルだったマルコシアスが懐かしい。

玲奈がそのまま動きを止めたエニグマを吸い込もうとするのは衝撃映像でしたが
舞も小糸も3人とも見事な連携プレーでした。もちろんアルブレヒトと久瑠美ちゃんも。


それより気になる本編放送直後に発表されたテレビ未放送エピソード!
それを、それこそ地上波でやってくださいよ!


京アニ作品は画のクオリティの高さは素晴らしいのですが
どこか優等生すぎてそのあたりの楽しさが弱い傾向がある中での
この「ファントムワールド」はいい刺激になりました。

衝撃の第1話、主に舞先輩のシーンですが、
京アニの高い技術力と深夜アニメらしい演出が融合したシーン、
これこそ京アニに足りなかった部分、待ち望んでいたものでした。

ただそれ序盤の以降は少し抑えめで
あまり攻めない状況が多く続いていましたが
第8話の温泉?水着回など急に思い出したかのように戻ったりもしました。

まさか舞先輩の・・・に、色を直接塗り始めるとは。
やる気になった時の京アニはおかしいです。(褒め言葉)

また、第4話の玲奈回、
6話の久瑠美ちゃん回、続く7話のネコ化回など
動物系のシナリオも多めでした。


ヒロインは舞と玲奈がメインの並ぶヒロインとしてバランスが良かったです。
格闘系で真っ先に飛び込む舞と、控えめなキャラのようで急におかしな事を言い出す玲奈。
そこに意外と簡単にデレた小糸、マスコット的な存在でもある久瑠美ちゃん。

メイン以外ではビーチエンジェルズの先輩や
10話に登場した魔女ファントムも良いキャラしていたと思います。
魔女ファントムはあれで出番を終わりにするなんて勿体無いくらい。


アニメ本編以外では毎週更新されていたキャストが出演する「宣伝対策室」が
不思議な面白さがありました。
アニメの宣伝になっていたかはよく分かりませんが。


「ファントムワールド」は、京アニでもやればここまで出来るというところを
改めて示してくれた作品としてもみることが出来ます。
しかしあともう少し、攻めるなら全体的にむらがない程度に出来れば
京アニも変わったという事が実感できるかもしれません。


<公式サイト>
TVアニメ「無彩限のファントム・ワールド」公式サイト

<関連エントリ>
[無彩限のファントム・ワールド] - 深夜アニメ実況の果て