Charlotte 13話「これからの記録」(最終話)

最終話です。

前回の放送ラストで世界中の能力者から能力を奪う旅に出ると言い出して
どうやって残り1話で終わらせるのかと思いましたが
13話はかなり強引に駆け抜けた印象です。

むしろ1話でここまで詰め込んだのは凄いかもしれません。

終盤こそ詰め込みがありましたが
作品全体としてみると悪くはなかったんじゃないでしょうか。

Angel Beats!と比較して、個人的にはこちらの方が明らかに楽しめました。

Angel Beats!は学園もののようで実際には学園ごっこの方が近く
学校のようでダンジョンだったりと当初の期待とは全く違う方向に走り過ぎたので
評価が非常に難しかったと記憶しています。

その部分を比較すると、Charlotteはメインキャラは学生であり、学校をベースとして活動。
突如、発症した能力に向き合い、それに対処していくという
他でもある珍しくない範囲の設定なだけに受け入れやすく、理解しやすく、落ち着いてストーリー展開に集中して見ることが出来ました。

主要キャラも、基本は主人公である有宇以外は、友利、高城、柚咲(美砂)のみと
現実的な人数に絞りこまれていたのも理解しやすさを考えると評価できる点だと思います。

それだけにラスト2話の詰め込まれ方が
もう少し丁寧に、そして時間に余裕があったらもっとポジティブな評価が出来たと予想出来るだけに
そこは余計に残念に思えます。


キャラクターに注目すると、
序盤はメインヒロインがあの正確の友利というのは少しドライすぎるかとも思いましたが
話が進むに連れて一見ドライなようで
有宇や周りのことをよく見ているヒロインだったことが実感出来、好感度が上がっていきました。

友利のキャストがあやねるというのも非常に大きいと思います。
あやねるじゃなかったらこの部分の評価は大きく変わっていたかも。

柚咲、美砂はもっと掘り下げられそうですが
尺の都合か、登場回を過ぎると完全に補助キャラとしてサブに回っていたように見えました。

柚咲のどう反応するのが正解なのか悩みそうな
あの持ちネタが一番Key系の作品らしさを感じさせてくれました。

歩未ちゃんは、癒やし。
あんな妹が一緒に暮らしてくれて料理を作ってくれるならピザソースだって我慢できる!

ヒロインとして数えるには搭乗時間が少なく、その割に扱いが雑で救われなかったのですが
弓さんはもう少し何とかしてあげて欲しかったです。
結局、有宇が荒れた時に様子を見に来てくれたのを酷い扱いで追い返してそのままなのはさすが可哀想。

少し裏がありそうな性格の弓をあれで終わらせるのは勿体無いです。


Angel Beats!からの前進は実感しつつも
あともう少しでもっと良い作品に出来た惜しい部分が気になりますが
それでも全体としては次にどんな展開があるのかと毎週楽しみにCharlotteを見させてもらいました。

次のKey作品のアニメ化、
アニメ版「Rewrite」はどんなアニメになるのか楽しみにしています。


<関連エントリ>
「Charlotte」の検索結果 - 深夜アニメ実況の果て

<公式サイト>
TVアニメ「Charlotte(シャーロット)」公式サイト