ソードアート・オンライン 25話「世界の種子」(最終話)

第25話、最終回です。

先週の話で見事にチート以上の事をして須郷を倒したキリトさんの
リアルサイドでの自転車からのアスナさん再会をすんなり成功させないところが
まさに期待を裏切らない悪役って感じで須郷さん似合ってました。
さすがにキリトさんも向こうの世界みたいに華麗に戦うことは出来ないけど
アスナさんまでもうすぐってところでやられなくてよかったですね。

しかし今回のメインはアスナさんとの再会じゃない!
やっぱりこっちでしょ、念願の学園パート。

SAO帰還者の集まりということで
向こうで見知った人だらけなわけですが
ここでも堂々とアスナとイチャイチャするキリトさん…、
そのうち誰かに殴られても文句言わないでよってくらいイチャイチャ・・・。

それは置いといて、その次のシーンです。
やっと来ました、ついに来ました。 シリカの再登場です!!
ほんとーに長かった。
シリカに再会するまで長すぎです。アスナさんと出会えなかった期間よりも長かった。

確か第4話のシリカ回以来の本編登場ですよ。
放送期間でおよそ5ヶ月ぶり、アスナの比じゃないです。

本当ならALO編でも出てくれるはずだったので
そんなにキリトさんは反応してあげなかったのだと思いますが
それにしてもSAOで妹に似ているとか言ってほぼデート状態のパーティ組んでおいて
今回の最終話で一言もシリカと直接話してあげないとかキリトさん許されないですよ。謝ってください。

一緒に隣にリズも居ましたけど
リズもキリトさんに実質口説かれた被害者のようなものなのですから
直葉も加えてみんなでキリトさんを責めるべきです。
せめて会話シーンを少しだけでも入れてあげてほしかったです。



というわけで2クール、全25話の放送が終わりました。

放送開始直後からMMORPGに触れたことのある人を中心に評価が高く
最後まで人気を維持していたというのが印象的です。

ただやっぱりどうしても気になるのがヒロインの扱いでしょうか。

最初にアスナさんと出会ってから
シリカリズ、それにもう居ませんがサチなどに
キリトさんは甘い言葉でそれぞれに話しかけ、
まるでそのままルートに入っちゃうんじゃないかという素振りを見せつつも
次の瞬間には全て無かったかのようにしてしまうという
作品が違えば何度も修羅場シーンを演出できるくらいの事をしてたのは一体何が目的だったのでしょう。

アスナさん一筋という見方をすれば綺麗ですけど
妹に似ていると言って近づいたシリカなんてもっと怒ってもいいと思います!

せめて、せめてもっと各ヒロインの担当回を見たかったです。


そんな魅力的なヒロインを含めたキャラクターについては
やっぱりどのヒロインも可愛いというのが一番でしょうか。

シリカなんてもう天使ですよ、
可愛くて可愛くて性格も良くて可愛くて。
それなのにヒロインとして扱われている各キャラの中ではもっとも少ない登場時間というのは許されないです!

あまりにも可哀想な扱いなのでどうやらネット上でも
そのことをネタにされていたようですが
どうにか救済回、OVAでもいいので欲しいと思ってしまいます。

リズもキリトさんに振り回されました。
アスナさんに譲ったというのが正しいのかもしれませんが
攻略ヒロインとしては十分なスペックの持ち主で
こちらも簡単に捨ててしまったのは勿体無いです。

これらの魅力的なヒロインにも負けず
最初から最後までキリトさんを独占していたアスナさんは
特に大きな特徴があったというわけではないのですが
戦闘は強く、料理スキルもSAOの世界だけではなくリアルでも高いように見えたりと
平均的にスペックが高めな万能タイプなのが良かったのでしょうか。
何でも出来てしまいそうなところが手強いです。

そしてキリトさん、
SAOでは仕様なので仕方ない部分もありますが
ALOでは完全にチート状態で両方の世界でキリトさん最強を見せつけましたが
これがこの作品の魅力で親しみやすい部分だったのではないでしょうか。
主人公が異常に強いというのはどの作品にでもあることですが
それにはちゃんと理由があってそれが楽しめるというのは大きいと思います。


ストーリー部分についてはどうでしょうか。
SAOでは攻略を目指していたものの最後で強制的にドロップアウトのような形になってしまいましたが
分かりやすい設定と、世界観をしっかり楽しめたので良いと思います。

一方のALO編では
ゲームの攻略ではなくアスナの救出という時間制限のある目的だったため
ゲーム世界を楽しむということがあまり出来なかったのが心残り。

せっかくのALOの特徴の一つである魔法も
シーン数は少なく存分には楽しむことができませんでした。
戦闘についても同様でもっとバトル展開を見てみたかったです。

せっかくのラスボスもあの状態からなら仕方ない部分もありますが
チートどころじゃない方法での勝利など
せっかくのゲーム世界らしい勝利じゃ無かったのが惜しい。

ただALO編は直葉の感情の変化や行動は楽しかったです。
もっと直葉が攻めてくれればもっと楽しくなったと思いますが
現状でも十分な働きを直葉はしてくれたと思います。


その他で面白いと思ったのはゲームらしいインターフェイスなどでしょうか。
作品はVRMMORPGの世界ということでアイテムの使用や装備の変更などコマンド操作をする必要があるのですが
その時に表示されるインターフェイスが程よくゲームっぽくて結構好きでした。
SAOでもALOでも大きな違いは無いのですがゲージの表示などの細かい表示に注目していると
世界観をしっかりと認識でき、作品の世界をより楽しく見ることが出来ました。


と、いう感じで「SAO」について色々と書いてみたいことはあるものの、
全25話の間に色々とありすぎてすぐには出て来ませんが
間違いなく言えることは2クールの間、楽しく見ることが出来たということです。

キャラに魅力があり設定が分かりやすく、続きも気になる。
2クールが短く思えるような楽しい作品でした。

まだ来年3月にPSPゲームの発売が予定されていたりと
様々なメディア展開が予定されているようですが
作品の人気も高いことから、もしかすると次の展開も期待できるかも知れないですね。

その時はまた楽しませてもらいたいと思います。


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