ローリング☆ガールズ 12話「未来は僕等の手の中」(最終話)

最終話です。

放送前にストーリー設定を見た時や1、2話あたりを見た時は多少動揺したものの
アキバ編で作品の雰囲気とノリ、方向性を掴み、千綾と合流して度に出てからは
ロリガの楽しみ方を確立することが出来ました。

国ごとになんやかんや賑やかな事になっていますが
なんやかんやでどこの国も楽しくやっている。
猛者は人を超えたパワーを持っていますが、コンセプトとしては日常系に近い感じでしょうか。
緩い気持ちで見ればちょうどいいんです。


望未たちは抹茶グリーンに代わり、依頼主を訪ねて全国を旅するということで
どこまでいろんな都道府県を見せてくれるのかどうかという点もロリガを見る上での楽しみだったのですが
1クール全12話作品ということで東京以降は、
名古屋三重、京都、そして広島岡山でほぼ終わってしまったので少し物足りなさはあります。
まさか最後の地が広島岡山になろうとは。

ただ脚本のむとうやすゆきさんによれば
設定としてはアニメに出てこなかったところを含めて全国しっかり用意してあるそうなので
どこかでローカルネタの詰まった各都道府県編を見てみたいです。
大阪編とか危険なネタもありつつも少し設定を聞いただけでも面白そうです。


登場キャラクターは各国での登場キャラを含めるとそれなりに多く
しかもどのキャラもかなり個性的なのが集まっていて
改めて見てもかなり濃いメンバーが揃っていました。

京都編の鴨川ロッカーズと舞妓どすどす、という
ストレートで突っ込んだようなネーミングもここまで来ると面白い。

モブだけどメインキャラな4人も不思議なバランスがありました。
望未はいかにも主役という感じの真っ直ぐなデザインだけど、
真面目でしっかりしていて、だからこそ終盤で逢衣と些細な事で喧嘩してしまいましたが
それでも最後まで安定感と安心感のある可愛さが魅力でした。
女の子らしいビジュアルなのに
サイドカー付きのバイクに乗っているというギャップも魅力の1つですね。
キャストの小澤さんの声と演技も素晴らしく、癒されます。

千綾ちゃんは4人の中では望未とはまた違った最大のマスコットキャラ的な癒やしでした。
小柄なビジュアルと、花守ゆみりさんの溢れるような可愛い声、そして動き。
それだけで可愛いという最大の特徴があるのですが
物語終盤でまさかの宇宙から来たタコっぽい宇宙人設定が浮上!
可愛いのにタコ、タコなのに可愛い、いったい何者なのか。それが千綾、ちーちゃんでした。

結季奈は4人の中では変わり者担当、でしょうか。
絵を描くのが好きらしいのに本気で描くとミサ○風になり
作品としての意識をせずに描くとかなりのハイクオリティな絵に仕上がるという不思議設定。
しかし本人はそれに気づいていないという。
他にも、皆で旅するアニメなのに方向音痴キャラのせいで
いつの間にか他の3人とは別行動になっていたりして、ある意味可哀想なシーンも。
結季奈は、これまでの日高さんキャストのキャラクターの中でも
今までにあまり無いようなかなり珍しいタイプのキャラでもありました。

逢衣は他の3人に無い部分の担当。
言動や行動が軽くて適当っぽくて、でも熱い。
逢衣が居るからこそこの4人メンバーのバランスが取れて引き締まる、重要なポジションだとも言えます。


ロリガの他の大きな特徴といえば主題歌など使用曲でしょう。
説明不要の有名なブルーハーツの楽曲のカバーを多く使っているということで
最初はオリジナル曲じゃないところが残念だなと思っていたのですが
いつの間にか、メインキャラ4人でのユニット「THE ROLLING GIRLS」バージョンの
「人にやさしく」が少しクセになっていました。

原曲に思い入れのある人ほど違和感を感じる方も居るかもしれませんが
自分はそこまででは無いので一度その良さに気づくと挿入歌も楽しんで聞くことが出来ました。
ただやっぱりオリジナル曲も幾つか欲しかったなというのも本音です。


アニメ以外の場所では実際にロリガに出てくるパスポートを制作、配布して
イベントでスタンプを押して貰えるという作品らしいイベントが何度も開催されていたのですが
場所や日時の都合で簡単には参加できないものだったのが残念でした。
パスポートだけでも実物を見てみたかったです。


そんな感じで雰囲気や背景、設定が少し変わっている挑戦的な部分も多くあるアニメでしたが
一度楽しみ方や雰囲気を掴むと十分楽しんで見られる、「ローリング☆ガールズ」はそんなアニメでした。
望未可愛かったです。


<公式サイト>
TVアニメ「ローリング☆ガールズ」公式サイト

<関連エントリ>
[ローリング☆ガールズ] - 深夜アニメ実況の果て