響け!ユーフォニアム2 13話「はるさきエピローグ」(最終話)

実質、先週の第12話で最終回にも出来るような内容だっただけに
今週はじっくりと時間を使って3年生の卒業式まで描くことが出来ていました。

気になる次期部長は、優子に!
そうなると自動的に副部長は夏紀。

この2人が引っ張る吹奏楽は雰囲気が大きく変わりそうで
実際にどうなるのか見てみたいですね。

その優子、優子先輩。
いたるところで2期になってから株が上がっただの何だの言われていますが
優子先輩は1期のときから真っ直ぐな考えで、真剣で、真面目な子でしたから!!

優子支持サイドとしてはそこを今一度強調しておきたいところです。
もちろんあのときの麗奈も悪くないし、むしろ正しいのだろうけど
優子の言うことも間違っていないんですよ!

でも2期になってもっと幅広い表情や考え方が見られたのも事実。
夏紀との名コンビっぷりも多く見せつけられました。

のぞみ回で光の当たる場所へ引っ張り出すシーンは
2期の中でも深く印象に残るシーンのひとつです。

そののぞみ回。
優子含めた2年生チーム、のぞみの問題が前半の大きな部分を占めていましたが
久美子が入学する前の分裂問題だったり、南中時代の話だったり、
過去を引きずる話が2年生組の特徴となっていましたが
それもあってか、2年生チームのメイン4人のキャラの濃さと
その絶妙なバランスが2期で存分にあったのが良かった。少数精鋭の力です。


主人公の久美子は、1期の時はここまでだったかな?と思うくらい
あらゆる事件の現場に遭遇し、
あらゆる解決へのヒントとなる場面にも遭遇する主人公キャラっぷりを発揮されておりました。

その能力を活かして、台風の日に出歩いただけで滝先生の決定的な過去情報も入手してしまうし
それを言わなかっただけで麗奈を怒らせてしまうし
久美子が各ヒロインを攻略していく主人公にしか見えないです。

そしてついには部を揺るがすあすか先輩問題の解決のためにも1人で自宅に赴いて動くことになった久美子。
リアルなら誰でもいいから麗奈でもいいから友達一人連れていきたいくらいの空気で
よく約束通り1人で行ったなと。こんなところも主人公っぽい。

そのあすか先輩、
最初は嫌い、苦手と言っていた久美子が最終的にあんなにも惹かれていくのは
きつい言い方でも正論を言うところと演奏が上手いからなのでしょうか。

少し間違えたら本当に嫌われそうなキャラなのに
そうじゃないのがあすか先輩の凄いところですね。


他にも2期では久美子の姉問題などもあり
最初から最後まで一息付けるようなシーンがほとんど無かったにも関わらず
むしろ1期よりも楽しく見られたのはテンポの良さもあるのでしょう。


「ユーフォ」の最大の特徴でもある演奏シーンは
全国への出場を決めた演奏が最も力が入っていましたが
その前後の空気感を含めてあのレベルで作り上げられるのは京アニならでは。


京アニらしさ、「ユーフォ」らしさをそのまま繋げた事によって
変な方向に進むこと無くそのまま1期から続けて楽しむことが出来た第2期シリーズでした。


<公式サイト>
『劇場版 響け!ユーフォニアム〜届けたいメロディ〜』公式サイト

<関連エントリ>
[響け!ユーフォニアム2] - 深夜アニメ実況の果て