紅殻のパンドラ 12話「希望 -エルピス-」(最終話)

ブエルの防壁が突破されていよいよ終わりかという状況で現れたまさかの「ふともも」!
深刻な状況でもギャグ的要素を忘れない、紅殻のパンドラらしい展開です。

とは言え秘蔵のコレクションが全世界にばら撒かれた事により
大きなショックを受けて暴れるブエル本体は大問題なのことに変わらないので事態は急を要します。

そこでも頼れるのはやっぱりパンドーラデバイスを駆使できる福音ちゃん!
クラりんを失うくらいなら可能性の低いもう一つの手を迷わず選択する福音ちゃん。

直前の光学迷彩の敵との戦闘時もそうでしたが
福音ちゃんとクラりんが相思相愛なところを
もっとハッキリ見せつけるようになったような気がします。

そしてやっぱり万能なパンドーラデバイス
戦闘能力が高いクラりんと処理能力に長けて万能な福音ちゃんの組み合わせは最強です。




紅殻のパンドラ」、放送前から期待をしていた作品の1つだったのですが
その期待を上回る面白さでした。

福音とクラリオンという全身義体とアンドロイドのメインキャラ2人は
ビジュアルがいいところはもちろん、
性格も明るく元気な福音ちゃんと
少し落ち着いた口調ながらも猫っぽい愛らしさがるクラリオンという絶妙な組み合わせが魅力でした。

福音役の福沙奈恵、クラリオン役の沼倉愛美もぴったりで、
さらには、「福」音だけに福沙奈恵さん、
「クラ」リオンだけに沼倉愛美をキャスティング?なんて話もあったり。果たして真相は?

ブエルもあまり野放しにすると鬱陶しくなってしまう可能性もありましたが
クラりんが上手い具合に適当に扱ってくれたお陰で程よいバランスになっていました。
まさか「ふともも画像」で暴走するとは思いませんでしたが。

あと地味に頑張ってくれたゲルツェコマさん。
戦闘や護衛だけに留まらず、移動時に乗せてくれるなどその活躍は多岐にわたる。
よく破壊もされましたが序盤から最後まで大活躍でした。


話の展開としてもギャグ要素を散りばめてあるお陰で非常にテンポよく見ることが出来て
暗く深刻な空気になりがちなシーンでも楽しんでみることが出来ました。

攻殻からは考えられないくらい明るく楽しく、そして可愛い内容に、
攻殻よりも気軽に楽しめるのがこの「紅殻のパンドラ」の魅力です。


物語のポイントの1つになるパンドーラデバイス
その万能さだけではなく、機動させる能力に応じて福音ちゃんの服装もチェンジされるところが素晴らしいです。
光学迷彩を応用して擬似的に変更されているそうですが
一瞬、元の服が無くなるところを含めて素晴らしい演出です。

そのパンドーラデバイスを起動させるために
クラりんの、あんなところに…手をかざすなんて…最初は驚きましたが
それも「紅殻のパンドラ」の魅力。どんどんやっていきましょう!
クラりんの下着はいつも同じなんですね?


特に後半では、クラりんが省略デザインになることが増えてきたのは気になりました。
演出として省略デザインになるのは全く構わないのですが
多用されすぎた部分はBlu-ray版で修正が入るのかそのままなのかは気になるところ。

それ以外はネガティブな要素は基本的にありません。


最終話のラストがハリウッド映画でよくあるような
続編に繋がるようなイメージのシーンだっただけに、アニメ2期にも期待したいです。

もっと福音ちゃんとクラりんが動くところを見たいので。


全話通して楽しかったです。


<公式サイト>
TVアニメ【紅殻のパンドラ】オフィシャルサイト

<関連エントリ>
[紅殻のパンドラ] - 深夜アニメ実況の果て