BanG Dream! 13話「歌っちゃった!」(最終話)

最終回!

スペースでの出演権を獲得したので
最後はステージへ向けて頑張るのみ!

Aパートでは1学期の終業式と同時進行で
本番前の独特な緊張感を表現。

それぞれいつも通りに会話しているようで
すごく緊張している様子も伝わってきます。

逆に緊張感ではなく、これでスペースが終わってしまうという寂しさを
最も出していたのがりみりんの姉でグリグリのゆり。

リィはキャラとしては暴走系だけど
こうやってみるとバランスを取るのに必要なのが分かる。


スペースには、今までに登場した、沙綾の家族や有咲のお婆ちゃん、
もちろん香澄の母親と妹の明日香・あっちゃんも集合。

今回のライブを見て、あっちゃんが何を思ったのか
セリフとして聞いてみたかったのですがそれはありませんでした。
ただ、目はキラキラしていて楽しそうだったのは確か。

本番では大人気のグリグリは意外にもトップで登場、
続いて登場したCHiSPAと同様に時間の都合もあってかフルでの演奏シーンはありませんが
演奏のさわりなどは少しだけありました。

3番目に登場するのがポピパ。

ここに来てついに、と言うか、ようやく。
リアルバンドのポピパでも方でもお馴染みの円陣の掛け声がアニメ本編でも登場。

まさかおたえが急に思いついて言い出した掛け声だったとは。
そう言われてから見ると確かに唐突感がおたえっぽいですけど。

ステージではオーディションで歌った「前へススメ!」やOPの「ときめきエクスペリエンス!」ではなく
新曲として「夢みるSunflower」を演奏。

他の曲とくらべてもしっとりした曲調にはなりますが
これも最終回らしさもあって良いのではないでしょうか。

演奏前のトークでもあったように香澄に背中を押されて集まったメンバーの
これまでの物語を思い出させる映像を挟みつつ
香澄が有咲にバンドをやりたいと言い出してから3ヶ月での成長には驚くばかりです。

ステージ上ではランダムスターの光る星が映えていました。






全13話終了しました。
さすがに第2期の発表はここではありませんでした。

途中、一区切り付いた第8話の翌週に「特BanG!」(特番)を挟みましたが
全体としてはガールズバンドアニメとしてよく出来ていたのでは。


ストーリーとしてはそれぞれ不安や悩みを持っているメンバー1人1人を
明るく勢いのある香澄が引っ張っていってバンドを結成し、ガールズバンドの聖地のステージに立つ事を目指すというもの。

当然悩みもそれぞれ違っていて
有咲のように誰かに無理やりにでも引っ張ってもらうのがあっている場合もあれば
沙綾のように少し重めの家庭の事情の場合も。

結果としては沙綾の場合は過去の事もあって仕方ないながらも
沙綾の心配しすぎたところが悪く作用していたものでしたが
最終話でも沙綾の母親も元気そうだったのを確認出来たのは少し安心。


キャラクターでは、香澄は主人公らしく明るい子。
メンバー集めの際には少し強引にも見られがちな勧誘活動がありましたが
ポピパのメンバーに関してはそれがちょうど良い感じに背中を押す効果がありました。

あまり深く考え込まずに引っ張っていってくれる香澄こそ
ポピパが必要としている香澄で、ポピパには無くてはならない香澄なのです。


有咲はポピパの最初のメンバーであり、
香澄にランダムスターを格安で譲ってくれたポピパ設立の重要キャラ。

最初こそ半ば強引に近づいてくる香澄にツンツンとした態度を取っていましたが
一度香澄に心を許してからはツンツンしたその言動のほぼ全てに香澄への愛情が込められていて、
どのポピパのメンバーよりも香澄が好きで好きでたまらないのが簡単に分かります。

ちょっと雑に扱われる程度が素直じゃない有咲にピッタリで
途中からは全員がそんな有咲の扱いに慣れていました。


りみりんこと、りみはいつでもりみりんで
ポピパのマスコット担当という感じでしょうか。

チョココロネのイメージが強く最終回でも食べていました。
他のメンバーよりも一歩引いたところに居る子ですが
臆病だった序盤と比べて大きく成長したことを感じられるキャラクターでもあります。


たえ、おたえはギターの技術も高く香澄への基礎を教えてくれるなど優しい一面も。

容姿は黒髪のロングで清楚な印象があるのに
演奏していない時には残念なキャラクターが出てきます。

マイペース同士ということなのか、香澄とも波長が合うシーンもいくつか見受けられて
ある意味で一番謎多きキャラクターなのかもしれません…。

自宅に20羽ものウサギを飼っているなど
その不思議さは親譲りなのか。


沙綾は最後にポピパのメンバー入りをした子。

ポピパの中でも一番安心してみていられる貴重なメンバーで、
実家がパン屋を経営、お手伝いもよくしています。

過去に別のバンドでの経験があるためドラムの腕はかなりのもの。

メンバー入りする前の悩みは他のメンバーと比べても重いものがあり
香澄との衝突も一番激しく大変なものでしたが
正式にメンバー入りして音楽を自由に出来る環境になってしまえば
ものすごく頼りになるのが沙綾です。


ストーリー上、香澄の妹である明日香が
そのまま高等部に進学せずに別の学校に行くと物語序盤で言っていたのが
バンドリ!」のもうひとつのポイントになると思っていたのですが
1クール13話の中ではその結論が変わったところは確認できませんでした。

そのあたりについても、もし続きがあるなら語られるかもしれません。



バンドリ!」は「キャラクターリアルライブとリンクする」のがテーマな通りに
TVアニメでも"リアル"を感じられる放送になっていたのがこの作品の特徴です。

放送前にあたる昨年12月の24日、クリスマスイブには「特BanG!〜X'mas PARTY〜」を放送。
翌週には「特BanG!〜New Year PARTY〜」、さらに年が明けてその翌週には地上波も加えて「特BanG!〜七草PARTY〜」を放送。
さらにその翌週に「特BanG!〜Count Down PARTY〜」と、アニメ放送前に合計で4本もの実写特番が放送されました。

まさにリアルとのリンクです。

その後、8話と9話の間に3rdライブの模様を放送した「特BanG!」がありましたので
アニメ最終話までに合計で5本もリアルとリンクした事になります。

それに加えてAbemaTVでは全5、6回ほど
アニメ放送前に様々なクイズやゲームに挑戦する「バンフリ!」という番組も配信されていました。



ガールズバンド作品なので当然ながら楽曲にも力が入っているのも「バンドリ!」の特徴で、
どの曲も本当に驚くほど良い曲が揃っています。

TVアニメではオープニングの「ときめきエクスペリエンス!」、エンディングの「キラキラだとか夢だとか」の他に、
りみりんの衝撃的なあの曲「私の心はチョココロネ」だけではなく
2ndシングルとして昨年リリースされた「STAR BEAT!〜ホシノコドウ〜
歌詞に注目して聴いて欲しい「前へススメ!」。
そして最終話で披露された「夢みるSunflower」など、ポピパだけでも見ることが出来ました。

他にもGlitter*Greenの曲もありました。


楽曲にこだわるなら楽器も、という事で、
他の楽器が出て来る最近のアニメ作品では1社程度が多いところを
この「バンドリ!」では3社の楽器メーカーが協力しています。

香澄のギターなどのESPをはじめ、ローランドやパールの3社です。

特にESPは、香澄のランダムスター、
たえのSNAPPER、りみのVIPER BASSを実際に製品として販売。

実際に星のモチーフが光るランダムスターは最も高く70万円近い価格に、
光らないランダムスターや他のたえ、りみモデルのギターやベースは
40万円台(税別)から購入出来るので興味がある人は是非どうぞ。

それでも高いという方にはコスト重視のモデルが
各5万8000円(税別)で用意されるなど、何気にラインナップが豊富だったりします。

しかもピックやストラップも専用のデザインのものが用意されている徹底っぷり。

ギター、ベース以外でもパール社が
沙綾モデルのドラムスティックを発売予定であることが明らかにされており
これならギターやベースよりもさらに気軽に購入することが出来るのではないでしょうか。


ESPよりギター&ベースの発売が決定! | BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト




楽曲やリアルバンドの人気も高く
非常に力の入った大型プロジェクトであり、
3月に配信が開始された「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」こと「ガルパ」も好調を維持していることから
TVアニメ第2期にも期待できるのではないでしょうか。

その前に11月に発売されるBDに付属するOVA
どうやら海、水着回らしいのでその内容も気になるところです。


<公式サイト>
BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト ※音量注意

<関連エントリ>
[BanG Dream!] - 深夜アニメ実況の果て