緋弾のアリアAA 12弾「二人のA」(最終話)

前回、あかりちゃんの冷静な判断と鷹捲(たかまくり)によって
強敵の毒使いである夾竹桃を倒したはずなのに
さらに姉の水蜜桃がロボ、というか強化スーツに乗って登場するというゲームのような熱い展開に。

夾竹桃との戦いでは最終的にあかり1人で直接対決することで倒しましたが
今度は「AA」らしく、あかりとアリアの2人で連携して戦うという、また熱い展開!

ちゃんとアリアのパートナーとして
銃を撃つことも出来るようになったあかりとアリア先輩との連携は見事です。
毒から回復した志乃ちゃんたちも作戦を手伝って
白スクでポテチを食べながらも派手に暴れた水蜜桃もあっさり倒され
妹のためと飛び出て戦った割には夾竹桃本人は呆れている様子。

そして忘れちゃいけないあかりちゃんの目的、戦姉妹契約の話も
決して投げたままにせず、ちゃんと決着をつけてきました。

第1話の冒頭を思い出す、あかりとアリアの1体1の対決。
あの時の夢と同じで、パルスを発生させ鷹捲をアリアに向かって撃ちこむも上手く対処されてしまいますが
あの時とは違って成長したあかりちゃんはそれでは終わらない!

諦めない連続攻撃によって見事に銃を取り返すことに成功!
大きく成長しました。

まだ理子の真の正体にはあかりは気づいていないようですが
これからのストーリーも気になります。




全12話、終わりました。

スピンオフではない本編のアニメ版(2011年放送)も好きだったので
この「AA」にも昨年のアニメ化発表時からとても楽しみにしていたのですが、期待以上でした。

「AA」は、銃が象徴的で、熱いバトルが多い本編アリアとはまた雰囲気が違い
日常のシーンの方がメインと言っていい作品ですが
主に、志乃ちゃんや高千穂さんの大活躍によりその日常シーンがとても面白く作品を大きく盛り上げてくれました。

もちろんバトルシーンも銃を使った「アリア」らしいものに仕上がっており
本気で敵に向かっていくシーンはかっこいいです。

ストーリーも本編アリアとしっかり連動していて
「本編」ではあの事件があった裏ではアリアとあかりちゃんがこんな事になっていたんだなと知ることが出来て
より「アリア」という作品をより深く楽しむことが出来ました。

具体的な例としては「本編」アニメでアリアがキンジを助けるときに使ったパラシュートは
実はあかりちゃんが頑張って縫ったもの、だったり。


登場人物も特徴的なキャラが多くて楽しかったです。

あかりちゃんは本当は間宮の技を使えばかなりの実力者ではあったものの
ランクE、と登場するメインキャラの中では最低レベルのランクに位置するように
通常戦闘はダメダメなのに、それでも一生懸命にまっすぐ頑張る姿は主人公としても魅力的でした。
スカートは短いけどソックスも短いのが特徴。

志乃ちゃんは白雪ちゃんに匹敵する何かを持っていて、
「AA」を大いに盛り上げてくれた大事なキャラクター。
ビジュアルだけ見れば黒髪で礼儀正しそうで美しいのに
大好きなあかりちゃんに対しては一気に暴走してしまう最高に楽しい娘です。
すべての行動はあかりちゃんのために!

物語の後半では高千穂さんといいコンビになっていました。

続いてライカ
登場キャラの中では最も男っぽく、
女性にモテやすいタイプではあるものの中身はなかなかの乙女な性格。
でも戦闘時は格闘技を多用するのが特徴です。

麒麟ちゃんはあかりよりもさらに身長が小さい135cmという小柄ながら
お姉様と呼ぶライカに対しての愛情は凄いものがあります。
戦闘能力は高くないものの、
いつも持っているキリンのジョナサンを駆使した戦い方は可愛いのでもっと見たかったです。
あかりちゃんをめぐる争いとは無縁なのでライカとは誰にも邪魔されずいつもイチャイチャ、と。

高千穂さんは、
佐倉綾音茅野愛衣が何度も言っていたくらい「ブリドカット感」があるキャラクター。
ブリドカットセーラ恵美さんが演じるために存在するのではないかと思うくらいのブリドカット感です。

登場時はアリアが目当てだったようですが
その後は志乃ちゃんと同じくあかりちゃんが大好きになってしまった暴走系ヒロインのもう一人。
あかりに着せるために用意した水着が水に溶ける物だったり、行動は志乃ちゃんに負けないくらい過激で直接的です。

出番は少なめでしたが
あかりの妹の、ののかも可愛かった。


主題歌ではエンディング「パルス」に、ユニット「Team AA」として間宮あかりと神崎・H・アリア、
つまり、佐倉綾音釘宮理恵の珍しい組み合わせのユニットの曲が聴けたのは貴重です。

オープニングも話が進むに連れて
あかりちゃんたちと歩くメンバーが増えていくのは面白かったです。

できれば本編でも聞きたかったのですが
メインキャラクター全員に1曲ずつキャラソンが用意されているのも印象的でした。




「アリア」だけど同じ「アリア」じゃない
「AA」らしさと従来の「アリア」の良さを兼ね備えた「緋弾のアリアAA
毎週、とても楽しく見させていただきました。

第2期シリーズの放送を期待しています。


<公式サイト>
TVアニメ『緋弾のアリアAA』公式サイト

<関連エントリ>
[緋弾のアリアAA] - 深夜アニメ実況の果て