「アニメ」を「楽しむ」。

ほぼ愚痴です。


皆さんはアニメを見る時に楽しんで見ているでしょうか。

何かの作品との偶然の出会いがきっかけだったり友だちに勧められたりしてアニメ好き、アニメオタクになった時は
きっとアニメを純粋に楽しんで見ていたはずですが
オタクというものは不思議なもので、5年、10年とアニメを大量に見ているとどうしても批評したくなります。

それがさらに進んでいって批判中心にアニメを見ていることはありませんか。
*1

ネットやSNSの普及で情報の流通速度が飛躍的に上がった昨今、
他人のアニメの感想もリアルタイム、即日で目にする機会が増えてきました。

いわゆる(編集者の意図が反映された)まとめサイトや、SNSの投稿などでネガティブな感想をアニメ視聴前に見てしまった場合、
無意識にでもネガティブな先入観で見てしまうかもしれません。
ちょっとした作画の崩れでも気になってしまうかもしれません。*2

そうなってしまうとアニメ作品を作品として本当に楽しむことが出来ていないようで
それはすごく勿体無いように思います。
*3

また作品同士の優劣を決めようとした場合、説得力を得るために数値による比較をしたくなるものですが
アニメの場合は円盤、つまりBlu-ray・DVDの販売枚数が用いられがち。

しかし長年アニメを見てきたアニメ好きの方なら経験があると思いますが
良いアニメでも販売枚数が振るわなかったり、逆にそこまでじゃない内容のアニメなのに何故か枚数が多い作品も数多くあります。

メディアミックスが前提となる昨今のアニメはBlu-ray・DVDの枚数だけでは語れない部分もあり
それだけで優劣を決めたり、無意識にでも対立を煽るのはやはり残念な部分が大きいです。*4

無意識な部分もあるかもしれませんが必要以上に感情的に作品を貶したりすることなく、
常時批判しながら無理をしているように見るよりも
純粋な気持ちでアニメを楽しんで見られる方が絶対に良いな、と思う今日このごろです。


*1:アニメの製作工程や専門用語、スタッフの名前などを知っていくに連れ余計な事を考えがち。気をつけねば。

*2:最近では大きく作画が崩れることは稀、この10年の進化は凄いと思う。その代わり制作の遅れが目立つように。

*3:出来れば事前に情報は入れず真っさらな環境で視聴するが理想。でも意外と難しい。

*4:説得力をもたせるために数字は材料にしやすいのです。