ランス・アンド・マスクス 12話「それが僕の騎士である意味なんだ」(最終話)

最終回。

葉太郎と花房森の親子対決だけではなく
白姫まで親の白椿が、そして羽は生えていますが真緒の母親の結真さんまで登場するという
最後にして一気に今まで以上に親子アニメへ。

しかし、やはり最後まで葉太郎は
真緒ちゃんとの関係でパワーアップしたりダウンしたりと完全連動していましたね。

真緒ちゃんとの距離が出来てしまうと一気にパワーダウンして
真緒ちゃんに応援されると大パワーアップ!
ランスチャージ対決で完全にあと一歩まで押されていたのに
そこから一瞬で形勢逆転するほどのパワーアップはさすが葉太郎。

小柄な女の子を愛する親子対決が終わってからは
葉太郎は屋敷を出ていこうとしますが、ここで終わらないのが冴ちゃん!
正直他のヒロインに比べて出番は少なく、騎士の世界とも直接関係無い立ち位置だったために
せっかくの可愛いヒロインなのに勿体無いなと思っていたのですが
まさかここで葉太郎に付いて行く、というヒロインとしては一歩も二歩もステップアップした行動をしてくれるとは!
それだけに最終回なのが惜しいです。

もちろん真緒ちゃんも一緒、これ大事です。



原作イラストが茨乃さんのアニメは「神さまのいない日曜日」以来ですが
原作の雰囲気を残したキャラデザが再現さていて可愛いです。

6歳という年齢からは想像できないくらい立派な考え方をして意志も強い真緒ちゃんは
純粋さと大人っぽさを兼ね備えた可愛くて素晴らしいヒロインでした。

アリスちゃんはヒロインとしてというより
いつでも場を明るくするキャラとして必要。
白姫とのコンビは楽しかったです。

その白姫は馬なのに人間らしい、というより人間にも見える特殊なキャラクターで
擬人化状態じゃない時は「ぷりゅー」しか発言していないせいか予告では大暴れでした。
さらに予告だけではなくCMでも「ぷりゅぷりゅ」しか言わないという前代未聞のぷりゅりゅCMまで作ってしまうとは。



そしてちゃん!
一般人として、クラスメイトとしてビジュアルも可愛いヒロインですが
序盤は助けてくれたナイトランサーの行動に対して変態呼ばわりしていましたが
その後は見事に葉太郎とナイトランサーの事も受け入れてくれてヒロインとしても魅力的な存在になりました。
アニメでは大きな活躍があまり見られなかったのは非常に残念なところではありますが
最終回での一歩先に進んだ行動が見られただけでも冴ちゃんが頑張ってると分かって良かった。


あと、登場キャラクター以外の部分としてこの作品で気に入っているのがオープニングです。

みもりんこと三森すずこの歌う「Light for Knight」は
騎士らしい力強さと正義感のある曲になっていて、オープニング映像とは音楽とがしっかり合っており素晴らしかったです。

映像のメインとなる真緒ちゃんの感情的な表情や衣装、ダイナミックな動き。
ここに敢えて男性キャラや余計なものを出さないというシンプルさから来る完成度は
今期アニメのオープニングの中でも高く評価しています。

他には、アニメ作品として他には無い試みも行われていました。
アニメの広報ツールとして定着しているツイッターでは毎日Vineで真緒ちゃんのショート動画を公開。
何気ない日常会話のようなものからアニメの内容に触れたもの、
さらには関連商品の発売日には告知などアニメ本編に負けないくらい真緒ちゃんが頑張っていました。

TBSでの最終話の放送終了後にも更新は続いており
この記事を書いている時点で既にそのVine動画は88日目に到達。
今となっては真緒ちゃんの可愛さを摂取する貴重な6秒間となっています。


ストーリーや設定としては思い切り飛び抜けたものは無かったかもしれませんが
真緒ちゃんの可愛さや作品としての雰囲気、
ナイトランサーその他の騎士としての他とは違う戦い方など見どころも多く、
毎週楽しく「ランス・アンド・マスクス」を見ることが出来ました。良かったです。


<公式サイト>
アニメ「ランス・アンド・マスクス」公式 - Vine ※音量注意

<関連エントリ>
[ランス・アンド・マスクス] - 深夜アニメ実況の果て