今回の話は5.5話の時の「紹介します！」に続く番外編、
「紹介します2！」となっています。
前回の「紹介します！」では基本的には各キャラの紹介となっていましたが
今回は当然そこは違っています。
まず序盤ではこれまでも公開はされていたものの深くは説明がなかった（はず）の
「戦車道」のルールについての詳細解説がありました。
殲滅戦とフラッグ戦の違いも改めて解説。
使用出来る戦車や使用する戦車に取り付ける判定装置や砲弾など
実は結構色々と考えてあるのが面白いです。
さらにルールだけではなくこれまでの話に登場した敵味方の戦車についての情報も
かなり大量につめ込まれていました。
図鑑や資料に乗っているような装甲が厚いとかこの戦いに使われたなどの基本情報だけではなく
矢印付きでこの出っ張りがいい！とかくびれがいい！など、
制作スタッフの戦車に対する愛と拘りを感じる部分も見え隠れしていたのは嬉しいですね。
そんな感じで敵チームの使用戦車についてもかなり詳しく解説していったのですが
アニメ本編中でも一瞬にして終わってしまったアンツィオについては
今回も一瞬にして飛ばれてしまうという扱い…。
まぁ映像が無いから仕方ないですね、当初の予定からその扱いだったそうですし。
主な部分は戦車の解説が多いですがキャラの紹介もちゃんとあったりします。
中でもカチューシャの日課「ぶら下がり健康器」、
そしてノンナの日課「カチューシャ日記」というのはキャラがよく出てましたね…。
今回のナレーション担当のみほと優花里も
解説がメインなのでキャラ同士の掛け合いは少なかったですが
それぞれのキャラクターにピッタリで良いキャラ起用です。
という感じで、「紹介します2！」でした。
事実上の総集編ですが、他のアニメでもよくある総集編とは全く違い、
全てに意味のある回にしてくれるのは素晴らしいですね。
さらに第5.5話の時は画面分割という楽しいエンディング演出でしたが
今回はそこから一歩進んで次々とチームが変わるという新しい演出に挑戦。
あれからチームも増えたので分割は大変そうですが、これなら全チーム楽しめますね。
これで第5.5話と第10.5話を含めて12話の放送が終わったわけですが
続きである11話や12話の放送については3月頃に各局で放送すると案内されています。
ここまで非常に楽しく、そしてよく出来たアニメだったので続きにも期待しています。
戦争に使われる戦車を平和的に武道として使う「戦車道」は
まるで戦車版のサバイバルゲームのようですが
その思い切った設定を存分に活かしたストーリー展開は非常に楽しかったです。
CG技術が進歩したことにより制作できるようになったというこの作品ですが、
そのCGも全く違和感の無いレベルで細かい拘りも感じ、
ここはもう本当に素晴らしいと思います。
それだけに全体的に制作の遅れが発生したようで、
結果として1クールのうちに2回もの総集編を放送することになってしまいました。
ですが、その遅れや総集編を流しても納得のいくクオリティだったので
自分としては全然許せてしまう総集編だったと評価しています。
それに総集編と言ってもキャラ紹介だったり戦車紹介だったり
見てちゃんと面白く、これから本編を見てもっと楽しめるように作りこまれていたので
総集編だけど総集編じゃない、みたいに感じました。
キャラクターについても当然ながら非常に魅力的なメンバーが揃っていて、
個人的にはずっとみほ派、みほ推しなのですが
沙織も見ていて楽しい子だと思います。
もちろん華や優花里、麻子もそれぞれ個性と魅力があって良いですね。
でもやっぱりみほ可愛い。
他のチーム、最終的には全部で8チームとなりましたが
このたくさんのキャラクターにもちゃんと個性があるのは面白いです。
放送の尺の都合でさすがに一人ひとりを深く掘り下げる事は難しいですが
アヒルさんチームことバレー部チームの団結力や
いつもブレないカバさんチームの歴女チーム。
桂利奈ちゃんがポイントのウサギさんチーム・1年生チームの緩さなど。
カモさんチーム、レオポンチーム、アリクイさんチームの追加3チームについては
さらにキャラの個性が強くなっていて
メインチームのキャラを食ってしまわないかと逆に心配になってしまうくらいです。
また、これまでに戦ってきた敵チームもみんな良い人なのは見ていて気持ちがいいですね。
最初に戦った聖グロリアーナ女学院のダージリンさんの佇まいは非常に美しいと思います。
サンダース大付属のケイさんも豪快ですが紳士淑女的でかっこいい！
アンツィオは置いといて、プラウダ高校も面白い人達でした。
カチューシャは本当に可愛いですね。
大胆な基本設定と、CGチームの頑張りと制作スタッフの戦車に対する愛
もちろんリアルな大洗などロケハン・聖地となる地域との連携など
いい話題の多いアニメ作品でした。
かなりの展開の速さについては賛否が別れるかも知れませんが
今のところは上手くこなしていると思います。
キャラも魅力的で本当に楽しい作品でした。
それだけに11話、12話という
重要な決勝戦の話となる続きが2ヶ月以上開いてしまうのは非常に惜しいです。
放送が予定されている3月までこの盛り上がりと熱が覚めないように
制作側も何かを企画してきそうですが
予定が遅れたりせずに上手くいって欲しいものです。
今期放送されたアニメの中ではかなり上位に入ると評価しています。
それくらい楽しかったガルパン、早く続きが見たいですね。
楽しみにしています。
続きの感想もまたその時に。
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