お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ 12話「あいだね」(最終話)

第12話、最終話です。

今回もいつもどおりにフリーダムな時間配分になっていて
最も多く時間を使ったアバンタイトルが先週の続きという
最終話なのに何ともいえないおにあいらしい流れでした。

基本的に美味しいシーンは先週の話で消費しちゃったから
今回は大人しくまとめるのかと一瞬思いましたがそんなわけはなく、
ついにラストにしてありさちゃんが寝たまま本気を出すという
全国のファン歓喜の展開に何故ここで最終話にしたのかと、あと2話、1話さえあれば…!

そういった意味を多く含めて、Blu-ray初回特典に収録されている映像特典に行方が気になるところです。

そして今回はラストということで秋子も比較的おとなしい時間の方が長かったかなという印象。
Bパートにて、和服で部屋に来た時はこんなの秋子じゃない!と言いたくなりましたが
とりあえず暴走への流れだったのでいいでしょう。

そんな事よりさらっと秋子には知られていないという事で
実妹じゃなくて義妹でした的なこと教えて下さいましたけど
果たして実妹だからって秋子がブレーキかけているのかかなり怪しいところ。
それじゃ義妹だと分かったら秋子はどうなってしまうのか。気になります。



というわけで、全12話の放送が終了しました。

まず全体的な印象として、
最初から最後まであまり深く考えなくても本当に楽しめるアニメだったと思います。
放送前の期待通りのまま最後まで走り抜けてくれたことは素晴らしいです。


では、キャラクターについて。

まず秋子ですが、最も魅力的なところはやっぱり暴走状態の時ですね。
変わったヒロインが多いとは言っても、
おにあい」自体が秋子の暴走なくして成立しないと言って間違いないでしょう。
そういう意味では秋子はほとんど勢いを緩める事無く本当にいい働きをしてくれました。
ただそれだけに時々大人しくなってる時は物足りなく感じてしまう身体に・・・。

中の人である木戸衣吹ちゃんの演技も素晴らしかったです。
'97生まれのまだまだ若い声優さんでありながら
作品の性質上かなり思い切ったセリフも多かったと思うのに
それらを最後まで完璧に演じきったのは凄いと思います。

メインキャラの声を当てるのは、この「おにあい」が
恐らく初ということになると思いますが
これからの活躍にかなり注目したいと思います。
(現在はアイカツ!にも出演中ですね。)

続いてアナスタシア、略してアナです。
キャラ説明としてはクールビューティーとか書いてありますが
アニメを見ている時はそんなことはあまり考えなかったです。
それよりも秋子よりもある意味ストレートに、
そして幅広く変態ヒロインを確立していたのが印象的。

ラスト2話なんてほとんどの時間をノーパン状態とか
今までそんなヒロインは居たでしょうか。

秋人と初めて出会って数セリフで処女ですとか言い出すアナさんは
今でも全く変わっていないようで
あの変なヒロインたちが集まっている中にいても
全く存在感が薄くならないのは凄い、とかいうかヤバイ。

さらに可愛いもの?ロリコン的な気配を感じさせるところが
そこにさらに重ねてヤバい感じのヒロインを確実なものにしています。

次は銀兵衛、銀ちゃんですね。
最初に秋人と出会った時とか普段からボクっ娘ということで男の子と間違えられることも多いようですが
あの変態だらけのヒロインの中では(ありさちゃんが来るまで)もっともまともなヒロインだったと思います。

秋子たちの影響で多少暴走することはあっても
銀ちゃんはそこまで危険なレベルで暴れることはなく
さらにデレさせたら普通に可愛いので安心して攻略できそうな貴重なヒロインのように思います。

個別ルートに入ってもっと女の子らしい衣装を着させたげると
きっと楽しいだろうなと思えるヒロインでもあります。

そして4人めは二階堂さん、会長ですね。
当ブログでは勝手に戦国時代みたいな人とか眼帯とか呼び方をさせていただきましたが、
やはり他のヒロインたちと比べて明らかに浮いてる存在に思えます。

ただそれも全体として見ると、
変態というのは別としてみんな比較的コンパクトで可愛い系のヒロインなかりなので
そこに1人追加してバランスを取るための要素を会長に組み込むとこうなる感じでしょうか。勝手な解釈で。

よく分からない事を書きましたが
簡単に言うとヒロインの1人というよりはまとめ役としての必要キャラだったように感じました。

そして、第6話、第7話から登場したありさちゃん!
公式のキャラ紹介には最初からずっと掲載されていたのですが
アニメではなかなか登場せず一体いつまで待たせるんだと思っていたのですが
それだけ待たせる価値のある素晴らしいヒロインです。

賢くて何でも出来て、さらには秋人の婚約者という最強スペックの持ち主で
アナが大興奮するのも全力で同意できる恐ろしいキャラで、
秋人には「年齢以外は完璧な〜」と言われていますが
その年齢があるからこそこの最強スペックが10倍にも100倍にもなっているのは間違い無いです。

ありさ自体は途中から参戦ということでしたが
毎回視聴者の期待に答える動きや発言をしてくれたことはありがたいです。
そこからさらに一歩踏み込んだ"本気"は最終話の1度のみでしたが、
その続きの本気は別のところでもいいので是非ともいつか見てみたいところ。

時々漏れてる「きゅぅ〜」というセリフが忘れられません。

そして中の人である諸星すみれちゃんの演技も秋子同様に本当に素晴らしかったです。
すみれちゃんの名前はこれまでにも別のアニメなどえ見かける機会はあり、珍しい名前なので記憶にも残っていたのですが
メインキャラとしては今回初めて演じるということで
ここまで最高レベルの演技をしてしまう子ということで今後が楽しみで仕方ないです。

今は13歳ということですが10年後には凄い声優さんになっていそうな逸材です。
これからの活躍にも注目です!
(現在は、秋子役の木戸ちゃんと同じくアイカツ!に出演中ですね。)

あとはヒロインとして扱うべきなのか微妙なところなのですが
秋人の担当になっている編集さんの薫子さん。
この人はとりあえず困った場面があれば使っておけば大丈夫的な存在で
やはりヒロインというよりはギャグ要員であり便利なキャラだったように思います。
それなのにたまにヒロインたちに混ざってたりする謎なキャラ。そして色々と心配な人でした…。


続いては設定・ストーリー面ですが
先ほども書いたようにあまり深く考えなくても存分に楽しむことが出来るアニメとしては
特に大きな問題もなく素晴らしい出来だったように思います。

ただ秋子以外のヒロインと一緒に暮らすようになった詳しい理由やそれに関するシーンがほぼ無く
いきなり全員揃っていた事には少し混乱しました。

設定については作品のノリがこの方向であれば問題なくアリだと思います。
秋人の小説家としての要素がもっと出てくると違う展開にも持っていけそうですね。
最終話で明かされた「義妹」要素についても今後の話に期待を持たせる要素として大きなポイントです。

またストーリーや設定とは別の話になるのですが
別の「おにあい」最大の特徴であるパートごとの時間配分のフレキシブルさは
見ていると毎週期待通りにやってくれて今週はBパート何分あるんだろう?という謎の楽しみ方が出来たのは
少し毎回楽しかったです。
AパートやBパートよりアバンタイトル部分が最も長いアニメってなんですか!

そんな時間配分のいい意味でも酷さもありつつ
別のいい意味での酷さと言えば外せないのがオープニングではないでしょうか。
一度見て頂ければもう説明不要だとは思いますが、
地上波で放送するアニメとしては久素振りにかなり攻めたと取られても仕方ない映像となっていて
初めて見た時は何週で差し替えられるんだろうと心配になりましたが
なんとか最終話まで怒られて変更されることなく走りきったのはよかったです。

秋子とかもう完全にアレですよアレ!
薄い本が加速してしまう。

そんな攻めたOPとは違い可愛いという要素を持っていたのがエンディングですね。
カップから出てきたSDキャラがダンスを踊ったり
それぞれのヒロインのちょっとしたキャラ紹介的なカットも含まれていたりと
今期アニメの中でもかなり気に入ったエンディングでした。

しかもそのSDキャラのダンスはよく見るとそれぞれ微妙に動きが異なっていて
個性が出ているのも見ていた非常に楽しかったです。
うまくウィングの出来ない秋子、上手くタイミングがとれていないアナなど。

さらに最終話目前の第10話では
エンディングの曲はそのままながら映像が少し変わっていて
前よりももっと可愛くなっていたのは非常に高評価です。
SDキャラの動きにさらに個性が出ていて
何度見ても飽きず本当に上手いなと思いました。

エンディング内のキャラ紹介カットもOPでは完全には登場できなかった
ありさちゃんをしっかり追加されていて嬉しかったです。
そして可愛い。
ありさちゃんに限らずあの軽く振り返る動きはシンプルながら効果的で素晴らしいです。

面白い試みもありましたね。
こちらの業界との関係で何かと名前を見ることの多いJAうごとのコラボで開発された
あきたこまち」ならぬ「あきここまち」というリアルな米*1を作り、
さらにはそのコメ栽培の過程を公式フェイスブックページにてアニメ放送前の5月から継続的にリポートして、
本物の農家の方とグラフィグ秋子との写真をアップしていたりとかなり本格的だったり。

さらにはアニメ本編、第6話にも思いっきり登場した秋子の自作・秋子抱き枕カバー
その話数の放送までに本当に販売開始しているなど
アニメと商品の販促を積極的に行なっていたのもこのアニメの特徴と言えそうです。


そんな感じで色々と話題になる要素が多かった「おにあい」ですが
魅力的なヒロインや勢いを全く緩めない展開に最初から最後まで本当に楽しむことが出来ました。
と、なるとやっぱり第2期も期待したくなります。
是非とも第2期を、第2期でのさらなる暴走をお願いします!


<関連エントリ>
[お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ] - 深夜アニメ実況の果て

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