映画「魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's」 感想など。

7月の14日から全国で公開中の
映画魔法少女リリカルなのは The Movie 2nd A's」見に行って来ました。

※以下、ネタバレを含みます。
※※見づらくてちょっと長いです。




TV版が(1st公開時にした再放送も)放送されたのも随分前ですし
記憶が確かじゃない部分もあるかもしれないですが
劇場版ではTV版と比較してかなり多くの部分で変更点があったように思います。

分かりやすい部分では例えばなのはが襲撃された時のシーン、
TV版では攻撃を受けてビルの中に飛ばされてフェイトが助けに来ますが
劇場版では見つけやすい広場に落下、
さらに助けに来たフェイトはシグナムに阻止されてなのはのところまで到達できていません。など。

大きなカットされた部分は
なのはフェイトが闇の書にバインドで閉じ込められている間に偽なのは、偽フェイトを使わなかったところや
戦闘中に偶然遭遇したアリサとすずかに魔法のことがバレてしまうシーンなど。(完全なカットではないです、後述)

そしてさっき指摘されるまで存在を忘れてたのですが
TV版では闇の書事件解決に大きく関わっていたとも言える
リーゼロッテとリーゼアリアが全く登場していません!!*1
その流れでグレアムも見かけなかったはずです。

グレアムはTV版でははやての生活を(闇の書事件解決のためもあって)陰ながら助けていた重要人物なのですが、
確か劇場版でははやては両親が残してくれた家と貯金で暮らしているとの発言がありました。
そして「デュランダル」もTV版ではグレアムが持っていたのですが
このあたりの設定全てが大幅に変更されています。

そのデュランダルは何故かリンディ提督が持っていました、さらに使ってました。
魔法発動はしてくれませんでしたけど。


ただそれでも、さすがなのは制作スタッフということで
「悪魔でいいよ…」などの数々の"名言"はほぼ全て劇場版でもそのまま使われていたように思います。

映像としてもさすが劇場版ということで
戦闘エフェクトにすごく気合いが入っているのを感じました。
そしてそれ並かそれ以上に気合いが入っていたと言えるのが変身シーン!
なのは、フェイトそれぞれの変身シーンが素晴らしくじっくり時間をとってくださっていたのですが
特にフェイトの変身シーンなんて地上波放送だと下手すると最近だと規制が入るレベルの頑張り。ナイスです。

あとキャラクターの動きもTV版よりさらに可愛くなっていました。
始まってすぐのはやてや、フェイトが"吸収"された時に出会ったアリシアのテーブルの下から覗き込むあの仕草!
当時からアリシア大好きなのですがもっと好きになりました、アリシアもっと見たい!

ラストの全員戦闘は細かい指示などは端折られてたようにも思いますが
ほぼTV版通りだったように思います。

闇の書覚醒後の戦闘中でアリサとすずかに魔法の事がバレてしまうシーンも
カットされてしまったように見えてエンディング中になのはが打ち明けていたので
最終的には問題なしです。

そしてそして、ラストのシーン!
「A's」と名乗る以上ここをどうするかがある意味最大の心配だったのですが
さすがなのは制作スタッフです、よくやってくれました。
TV版ではかなり成長してしまったなのは、フェイト、はやての3人でデバイスを投げて終わり、なのですが。
今回の劇場版では2年後、そう2年後の3人で同じ事をやってくれました!

つまり、ずっとなのはファンをやってる人が想い続けていた
A'sとStrikerSの間の中学生くらいの年齢の物語が次回の「3rd」で描かれる可能性が非常に高いと考えられます!

当時のA's最終話でなのはファンを混乱させた、
あの大きく飛ばされた時間と大きく急成長してしまった彼女たちが解消されただけでも
TVシリーズを作りなおした劇場版の意味は大きいと思います。
そしてこの通りに「3rd」が作られるのであれば、次からが本番そして本命と言えそうです。



<公式サイト>
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's 公式サイト



//2012.08.02作成

*1:さっき書いた通り、偽なのはフェイトのシーンカットには気づいていたのに何故か忘れててごめんなさい…、リーゼアリアとリーゼロッテ